備蓄品を用意しておくことで、非常時に余裕をもった行動をとることができます。
我が家では、将来起こりえる預金封鎖や金融恐慌のリスクを考えて3年分の備蓄をしています。
有事に物が買えない、もしくは、高い値段で購入することになることを考えたら今、物資を揃えておくことは賢い投資になると思います。しかし、大量の備蓄品を買い揃えることは保管と整理整頓をする必要がでてきます。今回は、私が実施している備蓄品収納術についてお伝えします。
1. なぜ、備蓄をする必要があるのか?
生活必需品の備蓄品というと、トイレットペーパー、石鹸、タオル、肌着や防寒着、乾電池やゴミ袋。女性であれば生理用品。乳児がいる場合は、おむつに、哺乳瓶、粉ミルクなど個人により準備する物に違いがありますが、それなりの種類の物と量を揃える必要があります。
2011年、東日本大震災が発生したあと救援物資が避難所に届きだしたのは8日後。大規模な災害が発生した場合、優先される人命救助が終了するまでは、ライフラインが止まった過酷な状況でも生き延びる必要があります。それを生き抜くための準備が備蓄になります。
また、被災後に物資が届けられるようになっても、支援品の中心は食料や水であり、歯ブラシやタオル、トイレットペーパーなどの日用品が補充されるまでには多くの時間がかかるはずです。
腐らない日用品を普段から家にストックしておくことは、被災後の自分や家族の大きな助けになることになります。
2.被災したときの命綱、備蓄品の整理整頓
備蓄品を買いこんでも、使用期限が切れて腐食している。はたまた、どこに置いたっけ?など、使える状況を保てていなければ意味がありません。
緊急事態時に直ぐに必要なものを持ち出せるようにするには、定期的な整理整頓をする必要があります。不足しているものは補充する、期限があるものについては切れる前に入れ替える。収納スペースに無駄がでないような収納が決まってしまえば、増減する在庫を管理するのも楽になるので、備蓄品の効率的な置き方を検討する価値は大いにあります。
我が家の場合、トイレットペーパーとカセットガスはトイレに収納、日用品はキッチン棚、ちょっとした工具や段ボール、サバイバル用品は押入れに格納しています。
収納スペースの関係で分割して保管していますが、保管場所が分かれていることで、備蓄品が混ざりづらく、必要なものを取り出しやすい環境が保たれています。

3.日常生活を不快にしないデッドスペースを活用した収納術
7日分の備蓄品の量は、大してかさ張りませんが、1カ月以上、家族4人となると結構なまとまった量となり収納スペースが必要となります。
私の食料以外の日用品の備蓄は1~3年分。備蓄品が部屋のメインスペースを占領しないようにデッドスペースを活用して保管をしています。
例えば、1日10分も在室しないトイレが狭くなっても大きな不快感はないので、トイレットペーパーは元よりガスカートリッジなど、大物の収納場所にすることで備蓄品の半分以上が片付きます。
洗濯洗剤やランドリーネットなどの洗濯用品は廊下に設置した突っ張り棚に収納。
歯ブラシや歯磨き粉、ハンドクリームやマスクや食器洗剤やスポンジなど細々(こまごま)したものは、家の中にある最も使いづらい棚を備蓄用に定め収納しています。
災害によっては電源が供給されなくなることもあります。電気が使えなければ、スマホ等の充電ができないことになり、やがて、自分の安否を知らせる、家族や親族と連絡を取る、最新の情報を取ることができなくなります。
私はこの問題を解決するために、備蓄品の中に携帯用ソーラーチャージャーをいれるようにしています。

まとめ
本格的に備蓄に取組んでもかかる費用は備蓄品2~3万円、増設する棚を自分で3つ設置したところで1万円もかかりません。
4万円の支出と、デッドスペースの有効利用で被災後の家族の安全が確保できるなら安い投資と考えます。
※米や塩、お酒や缶詰などの保管についてもデッドスペースを活かした工夫をしています。興味ある方はコメントでご質問下さい。

トイレットペーパーは腐らないからいいですね。
チキンさんコメントありがとうございます。
腐らない物は備蓄。これ大切ですよね~
米や塩はどのように保管しているのですか?
Mauさん、ご質問ありがとうございます。
来週の土曜日0710に、ブログにて回答させて頂きます。