お金が貯まる人は、商品を購入する前にどんな視点で「買うモノ」「買わないモノ」を決めているのでしょうか?
前回は、私が財布のヒモをゆるめるときに考えている12のプロセスの内、最初の4つを紹介しました。
① 購入、支出することで、どんなメリットを得ることができるのか
② 購入したモノが新たなデメリットをもたらさないか
③ 買おうとしている物が本当に必要なものなのか
④ 1ヶ月後には不要になっていないだろうか
今回は、私が財布のヒモをゆるめる前に心がけている「12の思考プロセス」⑤~⑧についてお話します。
1. プロセス⑤~⑧解説
前回紹介した①~④に加えて下記の4つの視点を持つことで支出する金額はさらに押さえることができるようになります!
⑤ ひょっとしたら、友人が持っていて借りることができるのではないか
書籍やDVDといったコンテンツは友人が持っている可能性が高いものです。
同じ作品を見ることで、共通の話題を作ることができます。また、友人と感想をシェアすることで「そういった見方があったのか!」と新しい視点を見つけることもできます。
友人が所有していないモノも、近くに図書館があれば利用できる書籍やDVDの量は数千冊になります。
最寄りの図書館に読みたい本がなくても、リクエストを出すことで他から取寄せることもできます。取寄せに多少時間を要するモノもありますが、積極に活用することで支出を押さえながら、知識を増やすことができます。
⑥ リサイクルショップ等で安く売っているのではないか
人が使用したモノを使うことに対して抵抗感を持つ人もいると思います。
しかし、リサイクルショップには未使用の商品もたくさん置いてあります。
家電量販店等で大量に売れ残ったパソコンの周辺機器や雑貨など、包装された状態で投げ売りされている便利グッズを入手できます。
量販店で定価近くの価格で購入するよりも、急がない物は、初めにリサイクルショップに代用できるモノがないかを見る癖がつくだけで支出は大きく変わります。
日頃からリサイクルショップの店頭を見ておくことで、自分の知らない便利グッズなどを発見できるばかりか、モノに対する自分の持つ価値の尺度を改めることができます。
海外に出かける前に、外国の友人にUSBから電源が取れるカイロや扇風機などをお土産にすると、安い金額でとっても喜んでもらえます。
⑦ 保証はどうなっているだろうか
高いものを購入したとき気になるのは保証をつけるかどうかです。
購入価格の5%程度の金額で保証額は段階的に引き下げるが5年間保証が受けられる家電や、毎月、数百円を支払うことで、本体の修理代はもちろん、データの復旧まで面倒みてくれる通信機器などの補償もあります。
購入後1年、無料保証がついている家電量販店もあります。
いずれにしろ、購入後時間が開くと付帯できない保証もあるので、利用するしないの判断は購入前に検討しておくことが無駄をださないことになります。
⑧ 割安で買えるクーポン等があるのではないか
居酒屋を利用する前に、ホットペッパーや店舗のHPからクーポンをダウンロードする。
LINE Payや楽天ペイなどQRコード決済のクーポンを活用する。
新聞の折込チラシや街頭で配られている割引券。
色々なタイプのクーポンの混在する現代では、幅広い店で割引を受けることが可能になりました。
割引を受けられるからという理由で、食べたくもないモノを買ってしまったら余分な支出が増えるばかりか、過剰なカロリーを摂取することになります。
クーポンを利用するときは、本来利用する予定のお店の支払いに使うことで、5~10%割引を受ける。もしくはファーストドリンクや小鉢1品サービスがつくなど。
使うクーポンを厳選して有効活用することをオススメします!
2.無駄な支出の結果で「増えたモノ」「下がる作業効率」
「欲しい!」という感情で支出していると、貯金することが難しいばかりか、不要なモノが部屋に溢れ片付けが大変になります。
また、部屋が片付いていないと、必要なモノをすぐに取り出すことができないため作業効率が落ちます。
つまり、初めから不要なモノを購入しなければ、無駄な支出をしないばかりか部屋にモノが溢れることがない。掃除するのが楽=部屋での作業効率も悪くならないのです。
まとめ
1. 自分が使うお店の中にリサイクルショップを入れる
2. モノを購入する前にそれに付帯される保証についても考えておく
3. クーポンにつられて支出することは無駄であるが、必要なモノを買うときに使うと出費を押さえることができる
お金が貯まる人は「必要か」「必要じゃないか」。もしくは、「購入したモノをどのように活かしたら利益を得られるのか?」と考えてから支出を決定している!
次回は、12のプロセス⑨~⑫について紹介します。
