「お金が貯まらない人」は、節約しても一定のストレスが溜まると「自分にご褒美!」的な理由をつけて出費をしてしまいます。
それに引きかえ「お金が貯まる人」は、節約してストレスが溜まっても「無駄な支出」をすることは稀です。
両者の違いはなにか?
節約を続けられる人は、「お金を節約する理由や目的がしっかりと定まっているのです」。
彼らにとって、無駄遣いすることは「自分が達成したいことの実現が遅くなる行為」ということが解っているのです!
前回は、私が財布のヒモをゆるめるときに考えている12のプロセスの内、下記の4つを紹介しました。
⑤ ひょっとしたら、友人が持っていて借りることができるのではないか
⑥ リサイクルショップ等で安く売っているのではないか
⑦ 保証はどうなっているだろうか
⑧ 割安で買えるクーポン等があるのではないか
今回は、私が財布のヒモをゆるめる前に心がけている「12の思考プロセス」⑨~⑫についてお話します。
1. プロセス⑨~⑫解説
毎回、財布のヒモをゆるめる前に今まで紹介した項目に加えて下記の4項目をプラスして考えることで、あなたの節約リテラシーは相当なレベルに達することになります。
きっと、生涯支出する金額が大きく変わるはずです。
さっそく、⑨~⑫について掘り下げてみたいと思います。
⑨ 表示されている金額のほかに、送料や手数料など別の料金が発生することはないか
欲しい商品の価格を比較するのに「価格.com」のようなサイトを利用することはよくあることです。
現在の市場価格を把握するうえでも、過去からの流れを比較するのにも大変に役に立ちます。
そんな便利な価格比較サイトで検索しても、送料を含んだ合計金額を考慮しないで購入している場合もあります。
一眼レフカメラの大きさであれば、500円程度の送料で済みますが、洗濯機や乾燥機といった大型家電は3,000円~1.5万円変わることになります。
モノを購入するときは、送料や設置費用などトータル的なコストを考えてから判断することが大切です。
⑩ 商品がとどくまでにどれくらいの時間がかかるのか
注文した商品が早く届けられることは価値があることです。
例えば、Amazonプライム会員は通常よりも早く配送されることで、高い利便性を受けることができます。しかし、その特典を受けるために年4,900円の年会費を支払う必要があるのです。
もっと、顕著な例として名刺があります。100枚の名刺を注文して受取りが1営業日後であれば1,400円、7営業日後であれば463円。同じ会社に同じ名刺を注文して3倍以上の価格の差がつきます。
つまり、商品が注文後にどれくらいの期間で届けられるのかは価格に影響するものなのです。
⑪ どの支払方がもっとも効率がよくなるか
価格比較サイトで最安値のお店が2つ存在したとします。
A社は銀行振込み。B社はクレジットカード支払い。
A社で商品を買うのには、銀行振込手数料がかかります。
一方、クレジットカードが使えるB社で購入した場合は、銀行振込手数料が不要なうえに、支払いに応じてマイルやポイントを貯めることができます。
つまり、還元率2%のクレジットカードで支払うことができたら、商品を2%安く手に入れたことと同じことになります
つまり、モノを買うときは、購入することで得られるマイルやポイントを考慮して利用店舗を選ぶ!
買い物前にそこまで考えることができるようになると、ポイントやマイルの貯まるスピードは加速していきます。
⑫ 領収書はどのような形で発行されるのか
領収書の受取り方は下記のような方法があります。
(1) 商品と一緒に、印刷されたモノを受取る。
(2) メールに添付されて送られてくる。
(3)注文後30分位内に注文履歴からデータ出力する。
(4)300円の別途料金を支払い発行してもらう。
領収書をもらうために別料金を支払ことは大変にもったいないことです。
電子データで受けっとってもプリントするのには紙とインクの他に手間が必要になります。
領収書をどのような形で保管しているかによって違いはありますが、領収書の受取り方の違いも考慮しおくと細かい経費と時間を節約できることになります。
2.失費は少なく!出費は将来につながるモノに!
お金を貯めるのには、お金を使わないことが一番です!
しかし、必要なモノを手に入れなければ生きていくことはできません。
とはいえ、汗水流して稼いだ大切なお金。どうせなら、出ていく量は少なめにおさえたい!もしくは、出ても自分の将来につながるモノに出費したいものです。
それができれば、お金に関する将来の不安を払拭することができます。
まとめ
1. モノを購入するときは、送料や設置費用などトータル的なコストを考えてから判断する
2. 注文後にどれくらいの期間でモノが届くかを考慮する
3. 商品価格が同じであっても、支払い方でトータル金額は変わる
4. 領収書の受取り方の違いで手間が変わることを頭の隅に入れておく
日本人の生涯支出する平均金額は約2億円。3%を削減、回収することができたら600万円。
大切なのは600万円節約できた結果ではなく、600万円節約するプロセスを知っていて実行したことにあると思います。
何故なら、このプロセスを知っていて実践しているということは、お金の事はもとより、仕事など、多くの気づきを得られるようになっているからです。
