「自分の仕事が面白くて仕方ない」と思って働けている人はとっても幸せです。
情熱を持って仕事に取り組んだことでお金を稼ぐことができるのですから!
このような天職といったら、「会社の利益が自分の資産に直結する経営者」や「究明したいことに没頭する研究員」「技術を極める職人」など、社会人の数%だと思います。
それ以外の人は収入を得るために働いています。
私も自衛隊の下士官として働いていたときは、多くのやりがいあるミッションに参加したことで「受取る収入と苦労が釣り合っている」と考えるようにしていました。
しかし、幹部に昇任後は大きくバランスが崩れて勤務することが困難と感じた時期もありました。
結局、その困難な時期があったお蔭でアーリーリタイアする決断ができたのですが!
では、いったい、アーリーリタイアはどうしたらできるのでしょうか?
1. 収入を増やしながら、余分な出費を削る
あなたの手取り年収が300万円で毎月25万円を支出ていたら年間に貯蓄できる金額は0円です。
もし、あなたが収入を月5万円増やすことができたら、年間に貯蓄できる金額が60万円になります。
さらに、月25万円の支出を思い切って15万円に減らすことができたら年間120万円貯金が可能になります。
つまり、増えた収入年60万円+削った支出年120万円=年180万円。
これを10年続けることで1,800万円の資産が増えることになります。
「1,800万円では、アーリーリタイアできない」と思った方は鋭い!
良い金銭感覚の持ち主です。
2. 収入を増やすために使う自由時間
いきなり、「月5万円も収入を増やすことは無理!」と思うでしょうが、2~3年間、収入を増やす方法について考えていたら、その金額を上回る月収を手にしていると思います。
「もっと高い給料がもらえる会社に転職」してもいいですし、給料形態が歩合性なら「契約がとれる営業方法を身につける」ことも有効です。
本業意外でも「効率の良いアルバイトを探す」「得意なことについて情報発信することで広告収入を得る」など、収入を増やす方法は色々在ります。
「自分の空き時間は収入を増やすことに使う」と考えを変えることさえできたら月10万円収入を増やすことは難しくありません。
また、コツを掴んだ分野の収入をさらに掘り下げる、別の収入形態を取り入れることで、さらに収入は増えます。
とりあえず、月5万円収入を増やすことを目標に取組んでみてください。
3. バランスの良い生活費
月々の生活費を下げることで、アーリーリタイアは簡単に実現します。
10年間で1,800万円の貯金を築きその後リタイアした場合、月50万円支出している人は貯蓄したお金を36ヶ月(3年)で使い切りますが、月10万円でやりくりできる人なら180ヶ月(15年)までに伸ばすことができます。
支出を削ると言うことは、電気ガス光熱費の削減、外食を減らす、新しい洋服を買い控えるなど、欲と戦う必要があるほかに、節約テクニックが必要になります。
しかし、このテクニックを身につけることができたら、貯蓄スピードが加速するばかりか、事業や投資で失敗しても生き残る確率を高めることになります。
究極的に支出を削りたければ、休耕地を借りて自分で食料を生産する。井戸から水を汲み上げる。ソーラーパネルから電気を供給するなど、インフラを自分で確保することで月数万円までコストを下げることができます。
ただ、気をつけなれなければならないのは、そこまで、生活レベルを下げる必要があるのか?と言うことです。
生活費を下げることと、生活の満足度の折り合いのいいところを探すことは、アーリーリタイアに必要な金額を算出するうえでとっても大切ですが、下げ過ぎると人生を貧しくしてしまいます。
4.資産を増やす複利の力
収入を増すことができた!生活コストも下げることができるようになったら始めたいのが投資です。
投資で利益を得られるようになると本業からの収入がなくなったとしても、安心して暮らすことができます。
月5万円収入を増やし月10万円の支出を削ることを10年続けて得られる金額は先程計算したとおり1,800万円。
このお金を年10%の複利で運用していたとしたら10年間で貯まる金額は3,072万円。5%であっても2,329万円になっているのです。
投資は効率よくお金を増やすこともできますが、反面、失うリスクもあります。
いきなり、投資を始めるのではなく、自己投資をして知識をつけてから少額ずつ市場に入っていくことが大切です。
まとめ
1. 本気でアーリーリタイアするためには収入を増やしながら余分な出費を削る。
2. 自由時間は「収入を増やすこと」「支出を削るために」使う。
3. 生活費を下げることでアーリーリタイアできる時期を早めることができるが、生活の質を下げ過ぎると人生を貧しくしてしまう。
4. 複利の力を使うことで資産が増えるスピードは増すが、リスクがあることを忘れない。
ストレスと戦いながら安定した収入を得るのも人生。
生活レベルを下げてでもストレスから遠ざかるのも人生。
リタイアの準備に早めに取りかかると、計画に余裕があるので達成しやすくなります!
「ご利用は計画的に!」
