毎月、収入の10%を貯金することは容易なことではありません。
しかし、節約力を高めることで収入の10~30%を貯金することができるようになります。生涯年収の30%ということは、約6000万円ということになります。
資産をさらに増やしたい人は投資の力を使う必要があります。
投資は銀行預金と違い、高いリターンを得られる代わりに元本が目減りする可能性があります。
「節約」「投資」をするのにも正しい知識をもって取り組まないと続かないばかりか、資産を減らすことになります。
今回は、偏差値45で大学に進学することもできなかった私が、公務員の立場を上手く利用して「億」の資産を築いた過程で大切だった4つのことについてお伝えします。
1.投資を始める前に欠かすことができないマインドセット
がむしゃらに節約に取り組んだところで長続きしないばかりか、お金を失うことになります。
逆に、効率のよい節約方法を知っていると、無理することなく毎月の貯金を増やすことができるため、生涯残る金額は6000万円程度まで膨らむことになります。
また、投資により資産を増やすときも正しい投資方法を知っておくことが大切です。
用語やルールを知らないで投資に参加しても市場の養分となるだけです。なぜなら、投資の世界は、投資を生業としているファンドマネージャーや投資家と全く同じ土俵で戦うことになるからです。つまり、素人が簡単に儲けられる甘い世界ではないということです。
だからといって、投資を始めないと、いつまでたっても効率的に資産を増やすことはできません。
節約、投資を初める前に、お金に関することを学び、仕組みを知ったうえで小さく始めて経験を積むことが大切です。
そのための情報元として相応しいのが、書籍により知識を増やすことです。
今は、ネットで簡単に情報が取れる時代ですが、書籍は書いてあることに出版社が一定の責任を負っているので、高い信頼性があります。まずは、書籍を多読して「節約」「投資」など、お金に関する基礎知識を固めることが大切です。
ビジネス書1冊1500円。高い気もしますが、著者が長年培ったノウハウが凝縮された書物から何か1つでも生活に活かすことができれば安い買い物です。新品で購入することに抵抗がある人は中古でも問題ありませんし、図書館を利用することもできます。
是非、節約、投資を成功させるために、初めに知識を取ることを心がけて無駄な授業料を払う機会を減らしてください。
2.億の資産をつくる基本は収入の1/10を貯金すること
公務員の生涯年収は2~3億円といわれています。
もちろん、大学を卒業して、キャリアとして中央官庁のトップまで上りつめた方は倍くらいの収入をもらうことになりますが、一般的には3億円もらえれば御の字です。
倒産やリストラの心配がない公務員、定年まで勤めた人の老後が安泰かといったらそうとは限りません。老後に必要な2000万円が準備できていない人、お金があっても正しい知識が不足していて資金を枯渇させてしまう人など様々な不安はあるものです。
お金持ちになるために最初に取り組むべきことによくいわれるのは「収入の10%を貯蓄する」ことです。しかし、40年貯金を継続した人でも生涯貯まる金額は2000~3000万円、プラス退職金。一代で「億」を超える資産を築くことがいかに難しいかが分かると思います。
3.毎月の貯金額を決める「節約」リテラシー
毎月振り込まれた「給料の10%を貯金に回す」、「5%に減らす」、「20%に増やす」のもあなたの持つ「節約」リテラシーの結果にすぎません。
まずは、毎日支出しているモノに目を向け、1個1個無駄を取り除き、手元に残るお金を増やす必要があります。
・毎日、コンビニや自販機で買っているペットボトルのお茶や缶コーヒーの購入を減らし、家を出る前に自分で煎れた飲み物をタンブラーなどにつめて持ち歩く。
・会計時に必ずポイントカードを提示することで0.5~3%のポイントを貯める。
・支払いは、航空会社提携のクレジットカードを使うことでマイルを貯める。
・生活費の入出金は、銀行ATM手数料がかからない金融機関を選び、銀行振込手数料が無料になる条件を満たすことで、無駄な送金手数料をカットする。
・スマホやインターネット代など毎月かかる通信費の無駄を削減して固定費を削減する。
上記のような取り組みは、時間給の高い経営者や取締役におススメしているわけではありません。なぜなら、彼らは節約に使う時間より稼ぐことに集中した方がより資産を増やせるからです。
しかし、20代から取締役になりお金をバリバリ稼げる人は稀です。大半の方は安い給料から生活を始めることになります、まずは、生活の無駄を洗い出して出費をゲーム感覚で削る努力を続けてください。
ここで培った節約リテラシーの結果が、毎月残る貯金額を決めることになるからです。
4.投資する前に成功者の話を聞く
投資というと「株」「債券」「FX」「商品先物取引」「仮想通貨」といった色々な種類があります。また、投資対象となるモノも国内は元より海外があり、引き受けるリスクの種類も異なります。
少額で始めて仕組みを知ることは投資経験を高めることになりますが、投資する種類が多ければ多くの時間を割くことになるため、国内不動産か株に絞って始めることをお勧めします。
始めは、自分の近しい人で上手くいっている人にやり方を聴く。いなければ、安心料だと思いスクールやセミナーに支出してやり方を習うことも大切です。
しかし、「授業を聞いて満足した」とならないように、事前に用語や仕組みを予習して、投下した資金と時間を確実に回収する意気込みで講座に取り組むことが大切です。
まとめ
「億」の資産を築くことは簡単ではありませんが、自己投資、節約、貯金、投資の順番で資産を膨らませていくことができれば可能です。
正しい知識を持ち徹底した支出の見直しができれば貯金が増え、投資も有利に働きます。是非、そのことを頭の隅において行動を始めてみてください。

公務員でも、お金の知識を身につけ、ファイナンシャルフリーになられたとは、すごいです。書籍の大切さと、職場の雰囲気にいい意味で流されない事が大切だと思いました。ありがとうございました♪
ぜひ、自分が成し遂げたいことを優先して生きてください。
書籍等で知識を身につけ、使うお金の管理を徹底することがまず大切だと思いました。
是非、いい書籍は定期的に繰り返して読んでみてください。
拝読致しました。やはり、事前準備がまずは大切。
投資を行う以前に、まずは知識を養って、節約等のお金を大切に管理する所から始める。
できる事は沢山ありますね。このお話は、生活をする上で全てにつながるものだなと感じながら読んでおりました。
T.Kさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、コツコツと知識を養うことから始めてください。