億万長者が実践している財布のゲン担ぎ(その3)

新春にお財布を買い替えると「お財布が張る」=「金運があがる」。
「春」と「張る」をかけたゲン担ぎです。
縁起がいいようにも見えますが、「財布メーカーやデパートが作ったキャッチフレーズなのでは?」と疑いたくなります。

私は、公務員として働きながら、投資により「億」の資産をつくりアーリーリタイアしました。
頭の中は合理性を優先させる考えで一杯のため、ゲン担ぎに釣られて財布を購入することはありません。
今回も「世の中に出回っている財布のゲン担ぎが現実的なのか解説します」。

1. 財布の値段の200倍が年収

「年収の1/200が財布の値段」このようなことをうたった書籍があり、ジンクスにあやりたい人達が高級な財布を購入しています。
確かに「10万円の財布を持つ人の年収は2000万円」「5万円の財布を持つ人は1000万円」。バランスのいい掛け目に感じます。
友人で、年収を4000万円にするために、20万円の財布を選んだ経営者もいます。
財布は、支払いやカード提示など、レジ係や同席した人の目が集中するアイテムです。
品のいい上等な財布を手際よく使いこなすと相手に好印象を与えることができます。
印象がよければ、店員の対応もよくなり「同席した人も居心地がよい空間で過ごせる」。
こんな好循環を作ることにもつながります。
つまり、上等な財布を使うことは、いい雰囲気を作りだすのに役立つアイテムです。

見解:質のよい財布を使って、自分のステイタスを高めることは理にかなったゲン担ぎ。
しかし、200倍にこだわって高級品を買う必要はない。

2. 財布にイニシャルを刻印

高級ブランド店でお財布や名刺入れなどを購入したときにオーダーしたいのが、イニシャルの刻印です。
自分の名前やイニシャルを入れることでオリジナル感がでて愛着が増します。
しかも、このサービスは規定文字数以内であれば無料のお店が多いのが特徴です。
毎日、数十人の客の財布を目にするレジ係も刻印入りの高級財布を目にすることは多くないと思います。きっと、印象に残る客になるはずです。

見解:高級ブランド店で財布を購入する際は、追加料金の発生しない範囲でイニシャルを刻印してもらうことは合理的なゲン担ぎ。
※転売することを考えている方は、売値が下がるため刻印しないことをお勧めします。

3. 紙幣と小銭を分けて保管

風水で、お札は「木」、小銭は「金」の気に区分けされるようです。
「金」の気は「木」の気を弱める作用があるため、金運を落とさないために、小銭を分けて管理するのがよいとされます。
私もゲン担ぎのために3年間、紙幣は長財布、小銭は小銭入れに入れて持ち歩いていたことがあります。
しかし、持ち物が増え、お財布の出し入れが煩雑になることが好きになれませんでした。
特に非効率だと思ったのは、会計をする度に、お財布と小銭入れの両方の出し入れをすることでした。
支払いの度に、後ろの客の視線を気にしながら、テキパキと受け取ったお釣りを仕分けすることに疲れて、小銭入れつきの二つ折り財布に替えました。
ただし、重くならないように、入れる硬貨は500円1枚、100円2枚と決めています。
500円玉は、自分の書籍が売れたときのお釣り、100円玉2枚は、健康ランドに行ったときのコインロッカー用です。

見解:紙幣、小銭を分けるために2つの財布を持ち歩くことが非合理。
1個にした方が、管理の手間がなくなって運気があがる(ただし、小銭の管理を怠らない)。

4. 財布を掃除して金運をあげる

「お金を汚れた財布に入れると、金運が下がってしまう」そんなジンクスがあります。
お財布は洋服と違って汚れる機会が少ないモノですが、使えば手垢がつきますし、ズボンに入れると汗が付着します。
汚れた財布からお金が逃げだすかは分かりませんが、汚れた財布を使っているところを人に見らたら気恥ずかしい気持ちになります。
そうならないためにも、定期的なクリーニングは必要です。

見解:定期的に財布の掃除をすることは合理的なゲン担ぎ。

5. 破れた財布を使うと金運が下がる

破れた財布を使い続けることは、節約ではなく大きな損出です。
「貧乏神が破れた財布を好む」というジンクスがあるとおり、大切なお金を落とす可能性があります。
また、恋人や友人と食事にでかけ、破れた財布で会計をしていたら、あなたは平気でも同席した人は恥ずかしい思いをすることになります。
稼ぐこと、節約することに集中していても、この部分には気を使う必要があります。

見解:破れた財布を使うことは金運を大きくさげる。

6. 3年でお財布を買い替えて金運アップ

お財布がお金を貯め込むパワーは有限であり、その期間はおおよそ3年。
このようなジンクスを唱える方がいます。
私は財布業界が作り出したジンクスと思うので、3年で買い替える必要性を感じません。
なぜなら、財布を持ち歩く機会が少ないうえに、定期的に手入れをしているのでキレイな状態を保てているからです。
10万円の財布を3年間使ったときの1年あたりのコストは3.3万円。
5年間使ったら年間コストは2万円に下がります。

見解:キレイな状態が保っているのであれば、3年で買い替える必要はない。
お財布を大切に長く使うことが、金運をあげる習慣です。

まとめ

お財布に関するゲン担ぎには、買い替えを促す側の戦略も含まれます。
マーケティングに踊らされて買い替えていたら本末転倒、ゲン担ぐことで資産が減ることになります。
自分は、どのゲンを担ぎをして、どの部分は担がないのか?
担ぐ範囲を決めて行動するのが大切です。

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生方正
高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資を実施することで「億」の資産を築く。 アーリーリタイアを遂げたあと、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」、読売テレビ「す・またん!」 ラジオ出演:NHKこやぶとみちょぱのとりしらベイビー他 多数 掲載:「PRESIDENT」他 多数