沖縄1人旅、グルメと観光を重視したワーケーション

竹富島、昔ながらの集落とキレイなビーチが楽しめる【沖縄】

沖縄の離島で、最も沖縄らしい集落が観られるのが「竹富島」。
外周9.2㎞、サンゴ礁が隆起してできた白い島。人口400人に満たない小さな島ですが、多くの観光客が訪れる有名な観光地です。
今回は、ワーケーションで滞在した石垣島から訪れた「竹富島」についてお伝えします。

竹富島へのアクセスは安くて便利な高速船

1月の石垣島は関東の梅雨のようなお天気が続きます。
気温は温かくても雨が降っていることが多いため、外出に適さないシーズンです。
滞在4日目に雨の隙をついて、出かけることができました。

竹富島には飛行場がありません。つまり、上陸するには、石垣島から定期船を使う以外は船をチャーターするしかありません。
石垣島離島ターミナルから竹富島までの距離は6㎞、高速船で10分、料金は往路割引を使って1160円でした。
石垣島と竹富島を結ぶ船会社は「安栄観光」「八重山観光」の2社です。
各社1日10便以上運行しているので、朝7時半の始発から18時の最終まで、ほぼ1時間に1本あるためアクセスに不便は感じません。
ただ、気を付けておきたいのは、往復でチケットを購入した場合、買った会社の船便にしか使えないことです。「少し前までは、他社の高速船に乗ることができた」と宿の方がいっていましたが、現在は受けつけてもらえないため、チケットを購入する前に帰り便を考慮して予定を立てることが大切です。

石垣島のフェリー乗り場乗船券販売所(撮影:生方正)石垣島のフェリー乗り場乗船券販売所(撮影:生方正)

ちなみに、石垣島のフェリー乗り場には、地元出身の元WBA世界ライトフライ級王者:具志堅用高さんの銅像が立っています。

地元の英雄 具志堅チャンピオン(撮影:生方正)地元の英雄 具志堅チャンピオン(撮影:生方正)

竹富島、効率的な島内移動

島内の移動は、徒歩、レンタルサイクル、水牛車などいくつかの方法があります。
それほど大きくない島、平坦であるとはいえ、徒歩で周るのは大変です。
また、レンタルサイクルはお店により、値段が異なりますが、1時間400円、5時間1500円と割といいお値段です。
水牛車は、三線の弾き語りを聴きながら、伝統的な建物の説明などを聴くことができる人気アトラクションです。しかし、ツアー時間が30分のため、周れるエリアは集落周辺に限られます。
私は、島内を周るのに、循環バスを使いました。
バスと名前がついていますが、運行されているのはハイエースのようなワンボックス車です。1回の利用料金300円で島内の主要箇所に運んでもらうことができます。
私は、高速船の着いた竹富港から島の反対側の海岸に運んでもらい、そのあと、徒歩にて主要観光地を周って集落経由で港に戻りました。
初めに約3㎞、車移動することで、同じ道を2度歩くことを避けることができるうえに歩く距離を短縮することができるので、とっても効率のよい移動手段だと思います。

竹富島交通 巡回バス(撮影:生方正)竹富島交通 巡回バス(撮影:生方正)

カイジ浜に本当にあった星の形をした砂

星の形をした砂が獲れることで有名なカイジ浜。
砂は白くて海は遠浅、とってもキレイなビーチです。
2㎜くらいの大き目の砂粒を手にとると、本当に星の形をした砂が含まれています。
星の砂は、有孔虫(石灰質の殻と網状仮足を持つアメーバ様原生生物)の殻なのだとか。きっと、子供は大喜びで拾い集めること間違いなしです。
日本で砂を採取できるのは都道府県知事の許可を受けた業者に限られています。星の砂は名前に「砂」とついていますが、元は微生物の殻なので、この法律に該当しないため採取して持ち帰ることは問題ありません。
また、興味があるけど採取に時間を使いたくない人は、海岸のお土産屋さんに小瓶につめられたモノが300円で売られています。
露店は離島らしく無人販売。「代金はボックスに投げ込む」ほのぼのとした商売が営まれています。

星の砂が拾えるカイジ浜(撮影:生方正)星の砂が拾えるカイジ浜(撮影:生方正)
カイジ浜の無人店舗(撮影:生方正)カイジ浜の無人店舗(撮影:生方正)

美しいビーチが広がるコンドイ岬

9個の島でなりたつ八重山諸島。その中で屈指の美しいビーチが竹富島にあるコンドイビーチです。
海岸の砂が白いので、光の加減により海の色がエメラルドグリーンに見えます。
トイレなどの設備も完備されているため、海水浴場を楽しむのにはもってこいのスポットです。
カイジ浜の北側にあるビーチなので、星の砂を探しに行くのにも好都合な場所です。

整備されているコンドイ園地(撮影:生方正)整備されているコンドイ園地(撮影:生方正)

竹富ブルーが見られる西桟橋

青い海にニョキっと100m突き出た白い桟橋。
西表島に作った水田を耕作するために、船で行き来するために昭和13年に建設された桟橋は国の登録有形文化財に登録されています。
現在は、桟橋として機能することはなく、観光スポットになっています。
作られてから83年。多少の凸凹やひび割れはあるものの今も立派に機能する桟橋です。
是非、桟橋の突端から見える海(竹富ブルー)を楽しんでください。

西桟橋(にしさんばし)(撮影:生方正)西桟橋(にしさんばし)(撮影:生方正)

昔ながらの沖縄の集落が見られる島の中心部

西桟橋から東に200m歩くと集落にたどり着きます。
道路は白い砂で踏み固められ、民家は赤瓦を乗せた平屋にサンゴで作られた低い石垣。門の上には伝説の獣像を模った一対のシーサー、場所によっては1匹の家もありました。
昔ながらの風景が残るこの集落は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
自転車ではなく歩いて散策したいエリアです。

昔ながらの沖縄集落(撮影:生方正)昔ながらの沖縄集落(撮影:生方正)
舗装されていない道を進む水牛車(撮影:生方正)舗装されていない道を進む水牛車(撮影:生方正)

和やかな雰囲気を醸し出す沖縄食堂

私が訪れた時期はコロナが騒がれた時期だったため多くの民宿やレストランが閉まっていました。といっても2~3軒の食堂が開いていたので食事することはできました。
古い民家を改造した食堂で頂く沖縄料理、風情もあっておいしく感じました。
「ソーキそば」に「炊き込みご飯」「もずく」「ゴーヤ炒め」。
地のモノを頂けることに感謝でした。

店内の雰囲気も緩やかな雰囲気を醸しだしていましたが、暖房器具が火鉢だったことに感動しました。

そば処竹乃子(撮影:生方正)そば処竹乃子(撮影:生方正)
ソーキそば定食(撮影:生方正)ソーキそば定食(撮影:生方正)

まとめ

古い沖縄の集落が今も残る竹富島は本当にオススメの観光スポットです。
主要観光地を観るだけなら、1日で周れます。
1泊するとビーチリゾートを楽しむ、夕日や朝焼けを見ることができるなど、さらに竹富島を深く知ることになるので次回は泊りで訪れたいと思います。

竹富島を訪れた日:2021年1月9日 この後「石垣島」に移動

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生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員/カポエリスタ 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

POSTED COMMENT

  1. モーモーさん より:

    竹富島、バスを使えば楽しめそうですね^_^
    南の島行ってみたいです^_^

  2. 宇海 より:

    星の砂、子供のようにたくさん集めたいなと思いました!

  3. ともなり より:

    竹富島なつかしいです。
    星の砂浜今も飾ってあります。
    30年も前の話しなので細かなところは変わっているとは思いますが、基本大きな所は変化はないんでしょうね。
    水牛車に乗っている際に、操者の方が客に話しかけていましたが、方言が強く何を話しているのか全くわからなかった思い出があります。

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