「宝くじ」買ってますか?
高額当選したことを想像すると「仕事を辞める」「家を買う」「車を買い替える」など夢は膨らみますよね~
しかし、現実は、抽選結果を確認したあと、わずかな当選金を受け取り、夢をキャリーオーバーさせることになります。
ジャンボ宝くじは「バレンタイン」「ドリーム」「サマー」「ハロウィン」「年末」とオールシーズン用意されています。
もちろん、ジャンボくじが発売されていない間も「レインボーくじ」「幸福の○○くじ」など、発売エリアと額面、当選金額を変えた宝くじが次から次へ用意されています。
もちろん、毎週買いたい人には「LOTO6」「NUMBERS」「BINGO5」が対応してくれます。
つまり、宝くじは、1つの娯楽産業であり、社員を雇い売り場をおさえている限り、1年中売り続ける必要がある構造になっています。
1. 宝くじで1等が当たる確率は?
2018年の年末ジャンボで使われたキャッチフレーズ「億万長者になれるチャンス!!」
確かに買わなければ当たりませんのでこのキャッチフレーズに嘘はありません。では、どれくらいの確率で億万長者になれるのでしょうか?
2018年の年末ジャンボの発行予定枚数4.8億枚。
1億円以上の当選金がもらえるのは1等:24本、前後賞:48本、合計:72本
つまり、666万枚に1枚の確率になります。
例えるなら、5.5万人が入場した121個の東京ドームで億を超える宝くじに当選する人は1名!天文学的な確率になります。
2. 宝くじの胴元の取り分は驚きの38%
自衛隊で勤務していたときに、年に何回か採血に来るバスの車体に「宝くじ号」と書かれているのを目にした記憶があります。
日本赤十字のHPを見ると2017年の時点で累計479台。金額にして143億円分の採血バスが贈られたと書いてあります。
宝くじの収益金の使い道は自治体により違いはありますが、道路整備、子育て支援、図書館整備など地方財政になくてはならない財源となっています。
では、宝くじの胴元にあたる地方自治体はどれくらい徴収しているのか?
宝くじの印刷や販売経費14%、当選者に支払われる当選金46%、地方自治体38%、社会貢献、広告2%
この比率で試算すると、年末ジャンボが全部売れた場合547億円が自治体に入ることになります。
3.人気ユーチューバーの実験結果
今、流行の「ユーチューバー」ヒカルさんが「1千万円分の宝くじを購入していくら当選金として戻ってくるのか?」実験をしています。
結果は驚きの350万円=35%。
当選金は購入価格の46%といわれているのに対してヒカルさんに支払われた当選金は35%。還元率が低いように感じますが、1枚購入して1等を引き当てた人の還元率が2億3千万%以上になることを考えると、平均すると35%前後に落ち着くということが解ります。
4.当選しても期限内に換金しないと権利を失う
せっかくの当たりくじも引き換えなければ、紙切れになってしまいます。
交換できる期間は支払開始日から1年以内。
100万円以上の当選金を受け取るのには「当たりくじ」「本人確認書類」を持参して、みずほ銀行に出向く必要があります。
ちなみに、当選金が振込まれるまでに1週間ほどかかるようです。
まとめ
1. 1億以上の当選金を受取れるくじは666万枚に1枚しかない。
2. 宝くじに消費税はかからないが、売り上げの38%は自治体の財源となる。
3. 人気ユーチューバーの実験結果によると現実的な還元率は35%。
4. せっかく当選しても、支払開始日から1年以内に換金しないと権利を失う。
宝くじは高額当選をしたあとの生活を空想するためのモノである。
外れたからといって腹を立ててはいけない!そもそも、購入者が儲かる仕組にはなっていないのだから。

宝くじ買うこと控えます!
買ったら夢見る!
その前に、負けるモノには投資をしない。