沖縄に行ったら「リゾートホテルでマッタリ」。
そんな時間の過ごし方も良いですね~。
しかし、私は高級ホテルよりゲストハウス(GH)を好んで利用しています。
短くても2週間、長ければ2~3か月滞在するので1泊2万円のホテルに泊まると旅費が高額になるからです。
GHに宿泊するメリットは、旅費を抑えられる以外にも他のゲストと交流する機会があり新しい情報が入ることです。
色々な方と話をすることで観光情報は勿論、海外の生情報やその人が持つ人生観まで共有してもらえることがあります。
今回は、2022年1~3月に宿泊した沖縄本島から行ける宿泊施設を忖度なく順位を付けさせて頂きました。
※働いているスタッフ、料金が改定されるだけで評価は大きく変わりますが、ランキングは滞在した印象、料金を考慮した評価になります。
1位 なきじんゲストハウス結家(むすびや)【今帰仁】
沖縄本島の人気ビーチリゾートというと「読谷」「美らSUNビーチ」。
最近だと、大手外資系ホテルが次々と進出している「恩納村(おんなそん)」も人気があります。
そんな、ビーチ好きな人にオススメなのが今帰仁村(なきじんそん)にあるゲストハウス結家です。
ビーチが目の前にあるので水着で出かけて、戻って来たらシャワーを浴びて部屋に戻る。
天候が悪い日でもリビングのソファーに座れば海を眺めていられるので心地よく過ごせます。
結家の一番のイベントは、夜8時から始まる「おかず交換会」です。
開始前に宿のキッチンで各人が作った得意料理を持ち寄ってテーブルを囲みます。
準備ができたあとは、女将である結姉(ゆいねえ)が決めたその日のテーマに沿って自己紹介をしながら談笑する時間です。
もちろん「自由参加なので外出する」「一人で食事する」問題ありません。
私が一番気に入った点は、朝8時からヨガインストラクターである女将の実施するヨガ教室に参加できることでした。
太陽の光を浴びながら芝生の上にゴザを敷いて横になる。天候の悪い日は家具を片付けてリビングで、なんとも贅沢な朝の1時間でした。
宿泊はドミトリー1泊2200円、個室は3500円。
7泊すると8泊目が無料になるので長い休暇を取れる方は8泊するとお得です。
旅行予約サイトで取り扱われていない宿です。
宿泊したい方は下記電話番号から予約下さい。
クレジットカードは使えませんがPayPay払いは対応しています。
なきじんゲストハウス結家 電話:090-8827-8024
Google評価:4.3
※評価を下げる悪意ある書き込みがあるのにこの評価を維持できていることに満足度の高さが伺えます。
2位 サンチャゴゲストハウス那覇
那覇市内で私が1番オススメなGHは「サンチャゴゲストハウス那覇」です。
那覇バスターミナルから徒歩1分、最寄り駅は“ゆいレール”『旭橋』。とっても移動に便利な立地です。
ドミトリーだけの完全バックパッカー向けGH。共有リビングや各フロアーの入り口はセキュリティー扉になっているうえに、防犯カメラが設置されているので安心です。
門限を気にする必要がありません。
オープンしたのは2019年3月。内装がまだ新しく、なによりありがたいのは、ロッカーやシャワー室の位置、コンセントなど複数の利用者が使う動線を考慮した造りになっていることです。
宿の良い点は下記になります
・調理器具が充実しているため自炊したい人は便利。
・スタッフが毎日、丁寧に掃除しているのでキレイな環境が保たれている。
・Wi-Fiが安定している他にリビングのテレビでNetflix視聴可能。
・チェックアウト後、荷物を無料で預かってくれる。
宿泊費は、旅行予約サイト、宿泊日によって大きく異なりますが、私は安いサイトを探して予約していたので1泊900円~1500円で3週間連泊しました。
多くの宿泊施設がシノギを削る那覇市内において最もコスパの高い宿泊施設はここだと思います。
英語を話せるスタッフが多いので宿泊者の20%が外国人。
Google評価:4.2
3位 THE KITCHEN HOSTEL AO (ザ キッチン ホステル アオ)【那覇】
那覇市内で2番目にオススメなGHは「THE KITCHEN HOSTEL AO」です。
最寄り駅“ゆいレール”『県庁前』。『旭橋駅』も利用可能です。
歩いて国際通りに行ける距離にあるのに宿泊費が安いうえに、内装がキレイで過ごしやすい。
宿泊者は1階のカフェスペースを無料で利用することができます。
もちろん、Wi-Fiも使えるのでパソコン仕事を片付けたい人は助かると思います。
宿泊費は、予約サイト、宿泊日によって異なりますが、私は安いサイトを選んで予約したので1500円~2500円でした。
Googleの評価4.2
4位 ゲストハウスなんで家ねん【本部】
鹿児島~那覇を結ぶフェリーの経由地「本部(もとぶ)」。
東シナ海に突き出た「本部半島」にある本部町内にあるGHです。
美ら海水族館や伊江島(いえじま)、瀬底島(せそこじま)を訪れる起点に丁度いい場所になります。
ゲストハウス「なんで家ねん」の建物は古く、お世話にも掃除が行き届いているとは言えません。
また、シャワーのお湯の出も良くないので寒いシーズンの利用は厳しいモノがあります。
しかし、GHのある場所はバス停(渡久地)徒歩1分、周辺に鮮魚市場、飲食店やスーパーがあるので快適に過ごすことができます。
関西出身の気さくなオーナー「けん兄」の話が面白く、リビングでは笑いが絶えません。
キッチンもあるので簡単な料理を作ることも可能です。
宿泊費は、宿泊日によって異なりますが、各予約サイト共に1800円でした。私が訪れた日はドミトリーの利用率が高かったため、感染症予防のためドミトリーの値段(1800円)で個室に泊まらせてくれました。
コロナの前は、離島を訪れる多くの韓国人が来館していたそうですが、一気に需要がなくなり宿泊はほぼ日本人だけです。
Google評価:4.4
5位 沖縄ゲストハウス GRAND 那覇
那覇市内、国際通り周辺にある沖縄ゲストハウス「GRAND 那覇」。
最寄り駅は“ゆいレール”『県庁前』徒歩約4分、『美栄橋』徒歩約6分。
「波の上ビーチ」徒歩12分、沖縄ちゃんぽん発祥の超有名食堂「お食事処みかど」徒歩1分、便利なロケーションです。
この宿の特徴は、ドミトリーのベッドが、フレームで覆われていて個室のような空間で過ごすことができることです。
自分の目の届く範囲に、服やバスタオルを掛けておけるので安心してモノの管理ができます。
掃除が行きとどいた共有娯楽室は、ゲスト用のパソコン、大量のマンガ本が設置してあり気持ちよく使えます。
残念だったのは、荷物の預かりに500円の料金が発生したこと。
キッチンの掃除は行きとどいていても最低限の調理器具しかなく調理作業に不便を感じたこと。
従業員がマニュアル通りにゲストに接する人間味の乏しい人だったので寂しい空間だと感じました。
宿泊費は、予約サイトagodaから当日予約して、ドミトリー1500円。
Google評価:3.3
6位 オールフレンズ【名護】
沖縄本島の真ん中辺り、南シナ海に出っ張る「本部半島』の付け根に位置する名護市。
今帰仁村から那覇に向かう経路上にあるため立ち寄りました。
鉄道のない「名護」は、完全な車社会。何かと便利な中心部に宿泊したかったのですが、1泊5000円以下で中心部に泊まれるGHは皆無です。
仕方なく、中心部から3.8㎞離れた他のゲストハウス経営者か推していた宿が「オールフレンズ」でした。
名護市役所から徒歩4分、比較的大きな雑居ビルのワンフロアーをゲストハウスとして営業しています。
全体的に天井が高く、共有ラウンジは吹き抜け、ゆったりした空間なので落ち着きます。私が宿泊した日の宿泊者は2人。
宿は従業員を出勤させる時間を最低限に抑えて人件費を削減することで耐え忍んでいるようです。
立派なキッチンは電子レンジ、冷蔵庫、ポット完備。
浴室は、ヘアドライヤー、ワードローブ備え付けてあります。
宿泊費は、booking.comでドミトリー1泊3200円。
Google評価:4.5
7位 くもじ荘ホステル【那覇】
那覇市内の繁華街、国際通りから徒歩5分の場所にあるGH「くもじ荘ホステル」。
最寄駅“ゆいレール駅”は『県庁前駅』徒歩3分。
繁華街の中に建つ雑居ビルの6階をGHとして改装して営業しています。
24時間、出入り自由で利便性が高いのですが、施設は古く私は快適に過ごせませんでした。
この施設の不満だったところは、共有スペースのテーブルや椅子が小さすぎる、コンセントが少ない。なにより困ったのは、非常口付近に設置されている喫煙場所の副流煙がもろに共有スペースに流れ込んでくることでした。
宿泊費は、booking.comでドミトリー1泊1600円。
Google評価:3.7
8位 月光荘【那覇】
那覇にある名の知れたGH「月光荘」。
場所は国際通りにあるドン・キホーテから徒歩2~3分の好立地。
最寄り駅は“ゆいレール”『美栄橋』徒歩3分。
建物は築60~70年の沖縄の木造建築。ベッドもリビングやシャワー室も昭和のテイストのまま。
掃除はほとんど行きとどいていない。(働いているヘルパーさんの性格で大きく変わると思います)
好立地以外のセールスポイントは、歴史ある有名宿だけあり、日本一周している旅行者のツワモノが宿泊しに集まること。
私が滞在した時も自転車やバイクで一周している旅行者に出会い、併設している「つきのわ食堂」で旅の話を聞くことができました。
宿泊するのに抵抗がある人でも旅人が集う「つきのわ食堂」で濃い旅話を聞く価値はあります。
宿泊費は男女別ドミトリー1泊1600円
Google評価:3.9
9位 ロハスヴィラ【那覇】
那覇国際通のドン・キホーテから徒歩1~2分の好立地にあるアジアンリゾートを意識したGHです。
最寄り駅は“ゆいレール”『美栄橋』徒歩4~5分。
館内は南国『バリ』を思わせるインテリアでまとめられており、敷地内に植栽が多く置かれています。
このGHの特出すべき点は、那覇市内のホテル「最安値」で検索すると一番上に表示されることです。
驚きの宿泊料金はドミトリー1泊800~900円。
1か月連泊しても3万円以内でおさまります。
「1泊もしなければ語る資格なし」と思いチャレンジしましたが、与えられたベッドは部屋を縦3×横2に間仕切りされたハチの巣の様なドミトリーの最上段。
私物を入れられるロッカーはありますが、与えられたスペースが狭すぎて部屋にいたくない、酔っぱらって帰ったとき階段を上って寝床に戻るのに危険を感じました。
このような経験のできる宿泊施設も希だと思います。
このGHのドミトリーは男女各1部屋だけでシングルとツイン、ファミリールームが主流です。
宿泊費は男女別ドミトリー1泊800円
Google評価:2.9
10位 リトルアジアゲストハウス【那覇】
那覇で最も印象が悪かった宿はリトルアジアゲストハウス(通称:リトアジ)です。
鹿児島のリトアジに宿泊したとき、良い印象があったので大変に残念でした。
場所は、国際通りから徒歩5分、最寄り駅は“ゆいレール”『牧志』徒歩10分。
巨大アーケード街の中にあるので暑い日、雨の日、周辺を出歩くのに天候に左右されないことが最大のメリットです。
肝心のGHですが、レセプションに入った段階でスタッフの横柄な態度に驚愕しました。
一瞬、泊まることを止めようかと思いましたが、キャンセルしたら宿泊費が丸損なうえに、この宿を語る資格がなくなるので冷静に受け流しました。
施設は古いうえに掃除が適当。なにより驚いたのは複数の住み込みスタッフ達(もしくは長期滞在者)が入り口付近にたむろしながらギターの練習をしたり、我物顔で談笑していたことでした。
「自分達スタッフが最優先で施設を使う」、「短期間で入れ替わるゲストは知らん顔」こんな態度でした。
翌朝、共有で使える冷蔵庫を開けたら、臭気が漂ってきました。
チェックアウトしたゲストの食材が腐って冷蔵庫の奥に放置されていたのだと思います。
冷蔵庫は乱雑にモノがつめ込まれてパンパンです。全部出して掃除しているようには思えません。
宿泊費は男女別ドミトリー1泊1200円、個室2500円
Google評価:3.3
まとめ
那覇市内は高いホテルから安いゲストハウスまで多くの宿泊施設が混在してしのぎを削る場所で利用者としては助かります。
しかし、申し込みするサイトを替えるだけで同じ宿の宿泊費が数百円単位で変わります。
沖縄全般に言えることですが、agodaで予約すると安いことが多かったと記憶しています。
また、2週間先まで通しで予約するよりも2~3日先を分割で予約すると20%くらい安くなるパターンもありました。
宿泊施設はそれぞれのカラーがあり、そこに集まるゲストの質が変わります。
いずれにしろ、普段話すことのない世代の方と会話を交わすチャンスが生まれます。
是非、旅行を楽しむついでに、自分の視野を広げるいい機会ととらえて門戸を開いてみてください。
このブログが沖縄旅行に行く方の参考になれば幸いです。
ゲストハウス、コストも安くいいですね。リラックスできれば、ゲストハウスもありですね
サイトを選択しながら利用したいです
ファミリールームのある宿だったら家族で使うことができますよ!