ラオスで“ヒッピーが集まる所”といわれる「シーバンドン(Si Phan Don)」。
多くの旅行者が沈没する楽園と耳にしたので足を伸ばすことにしました。
場所はラオスの南部、カンボジアと国境を隔てるメコン川の中州です。
今回は、ラオスの南、西洋人に大人気のリゾート地「シーバンドン」についてお伝えします。
「シーパン」の人気リゾート地「コーン島」と「ドンデッド島」
ラーオ語で「シーパン」とは「4000」、「ドン」は「島」を意味します。
英語表記は「4000 Islands」。
実際に4000の島が存在するかは疑問ですが無数の島が点在していることは事実です。
「シーパンドン」辺りの川幅は14㎞。中州に電気が引かれ多くの人々が生活しています。
数ある島の中で人気あるリゾート地は「コーン(Khon)島」と「ドンデッド(Don Det)島」。
どちらを訪れるか迷いましたが、直前に集めた情報で心に響いたのは「ドンデッド島」の方でした。
「パクセー」~「ドンデッド島」ワゴン車とボートの旅
島へのアクセスは、ラオスで2番目に大きな都市「パクセー」からワゴン車で2時間。
川沿いの町「ナカソン(Nakasong)」で下車して渡し舟に乗り換えます。
「ナカソン」~「ドンデッド島」船着き場までは2.5㎞。所要時間20分。
船賃がいくらだったかは覚えていませんが「パクセー」から「ドンデッド島」まで通しで12万Kp(960円)でした。
宿泊したホテルのフロントで案内していた価格は16万Kip(1280円)。
備忘録のためパンフレットを写メしようとしたときにスタッフから「写真を撮らないでください」と言われたので「値段を盛っている」ことが透けて見えました。結局、他の旅行会社で購入して360円旅費を抑えることができました。
僅かな金額かもしれませんが、現地の物価に慣れると、この差異にも敏感になります。
「ドンデッド島」上陸と宿探し
20分の船旅を楽しんだあと「ドンデッド島」に到着。
発展途上国のターミナル駅やバスタース停に必ず現れるホテルやタクシーの客引き。彼らが待ち構えていることを想像していましたが一人もいません。英語でコミュニケーションがとれる彼らから島のことを聞くつもりだったのに肩透かしを食らいました。
勝手を知らぬ外国人が大挙して訪れる場所でもボッタクらない島民の温厚な性格に頬がゆるみました。
「シーパンドン」のアクティビティはサイクリング
船着き場近くのバンガローに投宿したあと、宿で借りたレンタル自転車で島内を一周しました。レンタル自転車の料金は1日15000Kip(120円)。
「ドンデッド島」外周道路は7km。お店や宿泊施設が密集している場所以外舗装されていないので悪路を走ることになりますが、島に坂がないのでそれほど大変ではありません。
外周道路からは雄大なメコン川を見ることができ、網を入れる猟師さん、木の枝から川に飛び込む子供達、ヤシの木の下でヤシの実を売る露天商、ハンモックに寝そべる老人。川沿いで暮らす人々の様子を見るだけでとっても心が洗われます。
また、島の外周は1㎞ごとに宿泊施設やレストラン、バーが点在しているため水分補給や食事に困ることもありません。
とっても雰囲気のいい川沿いにあるバーでヤシの実を注文して30分ほど川を眺めながら休憩しました。
ヤシの実1個の値段は20000Kip(160円)。実を選んだらその場でカットしてくれてストローを差して提供してくれます。
いつも思うのですが、天然のココナッツウォーターは冷えていなくても清涼感が味わえるのは不思議です。
見ごたえ満点のマジックモーメント
2時間かけて島を一周したあとシャワーを浴び英気を養ったあと、夕日を眺めるため再び自転車で出かけました。
島の西側は、ヤシの木や粗末な小屋、航行する船、対岸の「カンボジア」に沈む絶景を堪能することができるビュースポットが広がっています。
まとめ
ホテルに戻る途中に、大きめの浮き輪につかまりながら缶ビールを片手に騒いでいる西洋人の一行を目にしました。「ここでの1番のアクティビティはメコン川に入って酒を飲みながら仲間と語り合う」そんな答えが見えた気がしました。
訪問時期:2023年1月
メコン川でビール至福の時間ですね。
一度行ってみたいです
是非、是非。
ここは、子供を連れて行くの大変なのでご友人と!
いいですねー。メコン川はきれいですか?
マグさん、コメントありがとうございます。
川の水はあまりきれいでないイメージです。しかし、旅情あるところでしたよ~