億万長者になる方法

投資家から見た「渋ハロ」騒動、コスパが悪すぎる!

10月31日夜、渋谷に行きました!
といっても、ハロウィンに参加するために行ったのではなく仕事です。
さすがに最大100万人が集まる渋谷、普段なら駅から7~8分で到着できる道のりも人がごった返してしていたので倍近くの時間がかかりました。
勿論、公道は誰のモノでもありませんので、通行人が多くて移動スピードが遅くなることに文句をいうつもりはありませんが、投資家としてあれこれと思うことがあったので今回はそれについて書きたいと思います。

1.100万人が集まる経済波及効果とは

ハロウィンを見に最大100万人が寄り集まることは凄い経済効果が見込まれます。
集まった人の30%がコスチュームを着用するとしても衣装が30万着必要になります。半分が着回しであっても15万着がどこかのお店で買われていることになります。他にもキャラクター商品やメイク道具、有料のフィッテイングルーム、コインロッカーなど色々な商売が潤うことになります。もちろん、私服で参加している人も飲食やちょっとした買い物をするはずですし、大多数の人が渋谷に来るのに交通費を支払っているはずです。
でも、その効果は渋谷で商売をされている方々にとって、ひいては渋谷区民から見たときどれくらいのプラスの経済効果をもたらしているのでしょうか?

2. 渋ハロが社会に与えるデメリット

若者の町の代名詞として使われる渋谷。普段から大勢の若者が押し寄せているだけあり、それを向かえる都市構造も大きなものです。それでも何十万人の人が押し寄せることにより、歩道は人で溢れ、車道も渋滞して騒音をまき散らかすことになります。もちろん、商業施設や公共施設も混雑することになります。特に、トイレでコスチュームに着替える人が0.001%でもいると、多くの個室が占領されることになり、本来の目的の利用を妨げることにもなります。
人が集まる所には、スリや痴漢をする人も集まってきます。また、不可抗力とはいえ、落とし物、喧嘩や暴行も発生するので、それを対応する警察官も大わらわとなります。

トラックを横転させる事件が昨年発生したことを受けてなのか警視庁は100人以上の機動隊を導入して雑踏警備にあたったそうです。
つまり、人が集まるところには大きな経済波及効果が見込める半面、トラブルや犯罪が発生する可能性があり、それに対処するために税金が使われることになります。

3.渋谷区の苦悩

渋ハロの警備に当たったのは警察だけではありません。渋谷区は100人以上の警備員を期間中に配置したそうです。その予算は約1億円。投下した分以上の利益が渋谷に落ちれば、区としても財政が潤うとは思いますが、店舗によっては、ハロウィンを避けて休業したり、通常よりも売り上げが落ちるお店もあったようです。また、お客さんが多く入ったお店でもトイレの壁を壊された、防犯カメラを設置する必要があるなど、本来かけなくてもいい経費をかけるお店もあったようです。
今年から渋谷区は条例によりハロウィン期間及び年越し元旦は、路上飲酒が禁止となりました。当然、駅周辺のコンビニや店舗は酒類の販売を自粛することになります。
とはいえ、自宅から持ってくる、販売自粛エリア外で購入すれば持ち込むことは可能です。
多くの警察や警備員を導入しても全ての通りに目を配ることはできません。手薄な路上では酒宴が始まり、騒音、嘔吐、立ち小便、ゴミの散乱などの問題が引き起こされます。

つまり、多くの人が渋谷を訪れたとしても、儲かるお店は限定的であり、大挙して押し寄せた人の安全、町を守るために多くの税金が使われている。
そこまで準備しても痴漢や傷害、公務執行妨害で逮捕される者がでる。
マスコミがその事実を報道することで渋谷に悪いイメージが貼られることになる。

4.大多数は迷惑をかけていない善良な市民

もちろん、悪いことばかりが目につく「渋ハロ」にも良いこともあります。
例えば「出会いがあった」、「仲間といい想い出が作れた」、「インスタ映えする写真が撮れた」、「YouTubeに出演できた」、「日頃のうっ憤が晴れた」など。
大多数の参加者はマナーを守り「渋ハロ」を楽しんだと思います。
いずれにしろ、一部のマナーを守らない人の不適切な行為により、人員と税金が使われることになるのです。

参加者100万人の内、0.001%がマナーから逸脱するだけで1000件の何かが起きる。
1000人が空き缶を残したら、残された空き缶1000本。
1000人が立ち小便したら、おしっこの量は400㍑。
1000人が嘔吐をしたら‥‥それ以上は書きません。

まとめ

1. 100万人が集まることは大きな経済効果が見込むことができる
2. 100万人が集まるところには、安全確保のために大きな経費が必要
3. 多くの税金を投入している割には渋谷にお金が落ちていない
4.  100万人の内、0.001%がマナーから逸脱することをすると1000件の何かが起きる

「渋ハロ」の悪い側面ばかり上げてきましたが、逆にいえば最大100万人が集まっても、10人程度の逮捕者しかでなかったことが凄いことだと思います。
これも対応に当たった警察官、警備員、自警団、区役所、商店街の皆様が動いてくださったからだと思います。
しかし、こんな不毛なことに毎年税金を使うことは国損である。

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生方正(うぶかた ただし) 明治大学客員研究員。 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで億の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載中。 オンライン授業でお金に関する授業を担当中。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 ポットキャスト:「海外ブラックロード」「スタジオスモーキー」他 多数 掲載:「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「アゴラ」「AERA」他 多数