2023年、愛車(ハンターカブ)で道東、道央を周りました。
その時食べたおいしいものを紹介したいと思います。
もちろん、高い金額を支払えば、おいしいのは当たり前。
投資家である以上「支払った対価に味が見合っている」、「店の雰囲気」、「店員の対応」まで加味して評価させて頂きました。
1位:牡蛎【厚岸町】
今回の1番のコスパ高の食べ物は「厚岸町の牡蛎」。
自衛隊に入隊したとき、厚岸町出身の同期がいたので、牡蛎の産地であることは知っていましたが実際に足を運ぶのは初めて。
場所は釧路と根室の間。人口1万人弱のなにもない町です。
宿泊施設の御主人に牡蛎に関する質問をすると「契約している直売所で安く購入できる」ことが判明。5㎞先までバイクを走らせました。
直売所がある場所は隣村の仙鳳趾(せんぽうし)。
太平洋に突き出た流れの強い沿岸で養殖することで、強い甘みとコクが作られるのだとか。
価格は殻付き100~149gのサイズが1個120円(税込み)。
10個購入したら、店のおばちゃんが2個サービスしてくれたので12個1200円。
1個100円で新鮮な牡蛎を手にすることができました。
食べ方はいたってシンプル。大きなどんぶりに入れて、ラップを被せて電子レンジで加熱するだけ。3分後には調味料、薬味不要、ホックホックの蒸し牡蛎のできあがり。
あまりのコスパの良さに、翌朝も同じ店に買いに行きました。
ECサイトで、20個1万円で売られているモノを1/5の価格で購入できるうえに生産現場を見ることができるのでとってもお得です。
牡蛎好きな人は食べるためだけに厚岸に寄る価値があります。
直売所営業時間:8~16時
住所:北海道釧路郡釧路町仙鳳趾村7
2位:インデアンカレー【帯広】
日曜朝に放送されている経済情報番組『がっちりマンデー』で「大手チェーンが攻め込めない、攻難攻不落の地元ビジネス」で特集された「インデアンカレー」。
北海道に11店舗、その内の7店が帯広に集中しています。
帯広の中心部を走行中に「宮殿やモスクの形をした派手な店がある!」と目に付いた店がインデアンカレーの店舗でした。
バイクを停めて初入店。
時間は夕食にはまだ早い16時で席の7割が埋まっていました。
店員のおススメ「インデアンルー(528円)にカツ(286円)」を注文。
5分後に、サックサックカツの乗ったビーフカレーが登場。
味は濃厚。一口で好きになり、次の日に別メニューに挑戦するために来店を決意しました。
辛さはテーブルに置かれているホットオイルで調整可能です。
私は、半分食べた後に少しずつオイルを加えて味変を楽しみました。
食事中に気付いたことは、持参した鍋に大量のカレーを持ち帰る客が来ることでした。
鍋を持参することで容器代がかからない、持ち帰りにすることで消費税を8%におさえられるため大量の注文が入ります。
地元の方に愛される、インデアンカレー、帯広に寄ったら食べておきたいローカルフードです。
営業時間:11〜21時
住所: 北海道帯広市西2条南10丁目1−1まちなか店
3位:ジンギスカン有楽町【帯広】
2022年夏に宿泊した施設のご主人のススメで利用したジンギスカン「有楽町」。
さすがに、超有名店。閉店1時間前の時間で満席。
着席できた後に急いで肉を口に放り込んだ苦い思い出があります。
今回はピークをずらして13時に入店、定番のジンギスカン鍋、ホルモンうどん、ライスを注文してゆっくりと堪能させて頂きました。
食後の会計を見てビックリ。請求額は1177円。
「間違っているのでは?」と心配になるくらいの金額です。
お財布の中身を気にすることなくお腹一杯肉を食べられる有楽町は、帯広に来たら素通りできないお店です。
この店もタレに付け込んだラム肉を㎏単位で持ち帰りするお客さんを多く見かけました。
営業時間:11〜21時(定休日:火曜)
住所:北海道帯広市西二十三条南1丁目39
4位:ルスツ丼【喜茂別】
札幌の南西100㎞にある北海道を代表するライダーハウス「雪月花廊」の食堂で提供されているルスツ丼。
土壌が豊で農作物、畜産物が地元ブランドになっている留寿都(るすつ)村の食材を使っているため、お肉がとってもジューシー、野菜の味も濃く体にいい気がします。
定番の「雪セット」は、サラダ、漬物、味噌汁が付いて1000円。平日はアイス、ホットコーヒーを選べます。
雪月花廊は小学校だった建物を宿泊施設に作り替えた宿。
アンティーク家具が置かれたレトロ食堂は元職員室だった場所。
ゆったりとした空間でおいしいものを食べられる贅沢な場所です。
営業時間:11~15時(定休日:月曜日、臨時休業あり)
住 所:北海道虻田郡喜茂別町中里392
5位:六花亭サクサクパイ【帯広】
北海道土産の定番、「バターサンド」「ストロベリーチョコ」「カステラ」を製造販売している「六花亭」。
道内に60以上の販売場がありますが、主要工場があるのは帯広。
北海道ツウの友人に道内のおいしい物を尋ねたとき、開口1番に返ってきたのが「賞味期限3時間のサクサクパイ」でした。
サクサクパイが購入できるお店を調べると、本店、西三条店、帯広空港の3か所。つまり、帯広以外で食べられない貴重なご当地スイーツ。
せっかくなら、本店喫茶室にもないイチゴヨーグルト味を製造している西三条店に行くことにしました。
お店に着いて驚いたのは、平日なのに広い駐車場の9割が埋まっていたことでした。
店舗は天井の高いレンガ造り。お菓子屋さんとは思えないくらい立派なビルです。
店内は各種お菓子が陳列さえている他、ガラス越しにパティシエが作業をする様子を見られるブースがあります。
私は、意中の食べ物「イチゴヨーグルト味のサクサクパイ」(150円)とドリップコーヒー(140円)を注文。
コルネ状のパイの中に生カスタードクリームがたっぷり詰められている満足度の高いスイーツでした。
1年前まではコーヒーは無料だったようですが、物価高騰のあおりで有料に替わりましたが、290円で幸せな気持ちになるのでとってもありがたいお店です。
次回、帯広に寄るときは、格式ある本店喫茶室に行こうと思います。
追加情報:賞味期限3時間のサクサクパイが食べられる店舗は、札幌本店、 春採店と鶴見橋店(釧路市)、スカイショップ小笠原(新千歳空港内)が追加されたようです。
営業時間:9~18時
住所:北海道帯広市西3条南1丁目1−1西三条店
6位:サンマ丼【根室】
北方領土に向けて伸びる根室半島。その先端、納沙布岬(のしゃっぷみさき)で営業する鈴木食堂。
今までに多くのTV番組で特集されてきた有名店です。
看板メニューは生のサンマをご飯の上に敷き詰めたサンマ丼。
Aセット:サンマ丼とみそ汁 1400円
Bセット:サンマ丼と花咲ガニの味噌汁 2000円
注文したいメニューの札をレジに持って行き支払いを済ませたあとに料理が運ばれる仕組みです。
私が訪れた2023年はサンマが不漁だったため提供されたのは冷凍モノでした。解凍モノだからなのか、正直お値段以上の魅力は感じませんでした。
また、人気店だからなのか店員のホスピタリティが感じられなく、居心地がいいとは思いませんでした。
しかし、日本最東端の食堂でサンマ丼を食せたことは、人生で成し遂げたいことだったので達成した喜びを感じることができました。
営業時間:8時半~17時(休業日:不定期)
住所:北海道根室市納沙布
7位:鮭【襟裳岬】
北海道の背骨と呼ばれる日高山脈が標高を下げながら太平洋に飲み込まれる襟裳岬。
壮大な大自然を眺められる他に、日本一周はもちろん、北海道1週する人が絶対に立ち寄るロケーションです。
岬の付け根にある駐車場にあるのが、食堂兼お土産屋の「えりも岬観光センター」。
ツブ貝、ホッキ貝、カニ、エビなど新鮮な食材を生け簀で販売しています。
食堂のメニューも海産物を中心とした、うに丼、寿司、定食、ラーメンなど。
私は、鮭定食(2100円)を注文しましたが、お刺身、タコの塩辛、つぶ貝の煮つけ、もずく酢、などサイドメニューが充実していました。
料理に不満はありませんが、観光地なのでコスパはよくありません。
周辺に別のお店もなさそうなので食事時間であれば利用することになると思います。
営業時間:9~17時
住所:北海道幌泉郡えりも町えりも岬観光センター
番外編 :セイコーマートのかつ丼
北海道でセブンイレブンよりも出店数の多いコンビニ、セイコーマート(以降セコマ)。
店内調理はもちろん、お弁当が充実しているので北海道旅行する方はよく利用されていると思います。
私がよく食べるメニューはスパゲッティ、焼うどん。
1個100円強の値段で半人前の麺をサクッと食べることができ小腹を満たすことができるからです。
1度、食事を摂らないで走行し続けた時に目に入ったのが、かつ丼(540円)。
食べたら思いの他おいしくて驚きました。
ツーリング7日目で疲れが溜まって、しょっぱいモノを欲したタイミングだったのか?
とってもおいしくいただけました。
機会があったら是非、召し上がってみて下さい。
まとめ
今回の旅のおいしかったモノを振り返ると帯広周辺に集中しています。
このエリアは昔から農業、牧畜が盛んで食材に恵まれていたからこそ豊かな食文化が育ったのだと思います。
素晴らしい景色を堪能できる北海道。どこに行くかも重要ですが、何を食べるかで思い出も変わります。
せっかくなら、コスパを考えて美味しいモノを堪能し続けたいものです。
※ホテルや旅館での食事は定価が分からないため評価から外しました