億万長者の愛車ホンダ・カブ

ハンターカブ、日本一周ツーリング(西日本・九州)12日目(別府→出雲)

死ぬ前に達成しておきたいことの1つに「バイクで日本一周」があります。
この夢を実現するために旅にでました。
バイクは買って間もないホンダ・ハンターカブ。
排気量125㏄、高速道路を走れないため3分割して周る予定です。
今回は西日本、九州、四国を周って日本海沿いで帰宅する予定。
本日12日目、別府~出雲(島根県)までの移動です。
ツーリングのルール
(ア) 期間は5月2日~27日以内。
(イ) 搭載する荷物を減らすためにキャンプ道具なし、宿泊はビジネスホテルか旅館。
(ウ) 出発前の走行距離は500㎞。オイル交換後、初めてのロングツーリング、カブのいい点、悪い点を洗い出してブログにまとめる。

「関門トンネル人道」バイクを押して海峡を渡る

別府から100㎞走行して北九州の玄関口、門司に到着しました。
門司から本州に渡るには、関門海峡を渡る必要があります。
一般的な関門海峡の渡り方は下記の3つになります。
⑴ 関門橋‥‥自動車専用道路のため124㏄の二輪車は通行できません
⑵ 関門トンネル‥‥51㏄以上の原付は通行可能
⑶ 関門トンネル人道‥‥歩行者はもちろん、自転車や原付の歩行も可能
前回、本州から九州へ南下したときは「関門トンネル」を使ったので、今回は「関門トンネル人道」に挑戦です。
門司トンネルの入り口は、関門橋のたもと付近に設置されているエレベーターで地下60mまで下りて地下トンネルを780m歩いたのち下関側のエレベーターで地上にでます。
トンネル内はエンジンをかけることができないため全て押して進むことになります。始めは下り道ですが、山口県と福岡県の海底県境付近から登り坂を押すことになります。
といっても、勾配はなだらかであり障害物もない一本道、ちょっと体力を使うだけで珍しい県境越を体験することができました。
関門トンネル人道の通行料は20円。
門司側に料金所がないため、下関側の地上にでたところにある料金所で支払う仕組みになっています。
「なぜ、20円なのか?」疑問に思いましたが、行きに利用した関門トンネルの通行料が20円だったからその料金に合わせたのだと思います。
※通行できるのは朝6時~夜10時(年中無休)です

関門トンネル人道(撮影:生方正)関門トンネル人道(撮影:生方正)

想定していなかったアクシデント「パンク」

関門海峡を渡ったあとは、北上してくる梅雨前線をさけるために旅路を急ぎました。下関市内を抜けて交通量が少なく距離を稼げそうな国道193号線を北上し始めたときにアクシデントが起きました。
給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで後輪を見ると「形がおかしい?」もしやと思いタイヤを触ると空気圧が低い=パンクです。
今までチューブレスタイヤのバイクしか乗ってこなかったためパンクの対処の仕方が分かりません。仕方なく、スマホで近くのレッドバロンを検索したところ5.7㎞南に下関店があり営業中でした。
ガソリンスタンドで空気を入れたら多少は走りやすいと思い空気入れを探すも見当たらずそのままバイク屋を目指しました。
2㎞走行したあたりで後輪の空気がさらに抜け蛇行が始まりました。
他の車の迷惑にならないように、路側帯(左側の白線)を走るもスピードをだせないため、運転するのに恐怖を感じました。
目的地に着いたときには後輪の空気はなく“ぺっしゃんこ”。
空気圧が低い状態で走行した距離が少なかったためチューブ交換だけで済みましたが、山の中でパンクしていたらと思うとゾッとします。
修理に1時間かかりましたが直ぐに旅を継続、修理代は5180円でした。

チューブタイヤのバイクに乗っているライダーはパンクした際の対処につて日頃から考えておくことが大切だと痛感しました。

空気が抜けた後輪タイヤ(撮影:生方正)空気が抜けた後輪タイヤ(撮影:生方正)

世界遺産に登録されていない萩城跡

下関を再出発して100㎞運転したあたりで、肩や背中がこわばってきました。
萩市周辺で「祝!世界遺産登録」の看板を目にしたので、萩城跡を訪れることにしました。
正確にいうと、世界遺産に登録されたのは「反射炉」や「城下町」であり
城跡は含まれませんが、日没の時間帯だったので外から見て楽しめる施設がそれしかなかったのです。
石垣に使われている巨石を見て「機械がなかった時代にどのように運んだのか?」気になりましたがぼやぼやとしてられません。

萩城跡(撮影:生方正)萩城跡(撮影:生方正)

煽り運転をされる恐怖とその対処方法

梅雨のシーズンのツーリングは雨が降らない日にできるだけ距離を稼いでおきたいので、その日は走れるだけ東に進みました。
幸いにも道は海沿いの国道一直線、殆どナビに頼ることなく進めました。
松枝市の中心地を通り過ぎて暗い山道に差し掛かったときに、ノロノロ走っている軽自動を抜きました。抜かれた軽自動車はその後、ハイビームで前方を照らしスピードをあげて近づいてきます。私はできるだけスピードをだして距離を空けたかったのですが、排気量は124㏄。出せるスピードにも限りがありますし、土地勘もない道で事故ったら元も子もありません。
後ろの軽自動車は対向車が来るとロービームに切り替えて、通り過ぎるとハイビームに戻していることから悪意ある嫌がらせです。
どんな心境でバイクを煽っているのかは分かりませんが、雪国など自動車中心の交通事情のエリアにおいて二輪車は「交通のペースを乱す邪魔な存在」。
そんな風に捉えるドライバーが一定数いると推測しています
こちらが「抜くときに接触しそうになった」「マフラーから騒音を巻き散らかしている」など相手を不快にさせる行為がなくても目の敵にされることも‥‥。
煽り運転を告発するのには証拠となる動画が必要です。
一部の頭のおかしいドライバー対策のためにドライブレコーダーを設置することは負けたようで悔しいですが、身を守る手段として設置を検討する必要もやむを得なしなのかもしれません。

まとめ

本日の走行距離は460㎞。1日で移動した距離としては最高記録です。
北海道に訪れたときNMAX(125㏄)で420㎞走ったことがありましたが、カブの方が運転姿勢に無理がないので長時間運転に耐えられることが分りました。
また、燃料を満タンにした状態で走れる“航続距離“も長いのでガス欠の心配も減ることになります。
帰宅したらハンターカブの無駄なパーツをさらに削ることで燃費の向上と乗り心地を高める工夫に取り組みたいと思います。

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ABOUT ME
生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員/カポエリスタ 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

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