死ぬ前に達成しておきたいことの1つに「バイクで日本一周」があります。
この夢を実現するために旅にでました。
バイクは昨年、店頭で見かけて即決したホンダ・ハンターカブ。
排気量125㏄、高速道路を走れないため3分割して周る予定です。
今回は横須賀からフェリーで北九州の門司、100㎞自走して別府。
フェリーで四国に渡ったのち、時計回りで一周したあと“しまなみ海道”を渡って陸路で東京に戻る予定です。
ツーリングのルール
(ア) 期間は9月29日~10月10日。
(イ) 搭載する荷物を減らすためにキャンプ道具なし、宿泊はビジネスホテルか旅館。
(ウ) 出発前の走行距離は7000㎞。ツーリングで気づいたカブのいい点、悪い点をブログにまとめる。
香川名物「讃岐うどん」を朝からハシゴ
香川では、朝食にうどんを食べる習慣があるそうです。
私も「郷に入っては郷に従い」讃岐うどんを食べてから旅立つことにしました。
せっかくなら、おいしいお店で食べたいと考え、宿泊施設スタッフに人気店をたずねたところ「さか枝」「綿谷」の2店を教えてもらいました。
ググれば、大概のことが分かる時代ですが、鮮度の高い情報は地元の方に直接たずねるのが一番です。さらに、直接聞いたことにより50円の割引券をいただくこともできました。
土曜日の朝だからなのか、アーケード街にある”うどん屋”は朝から混雑していました。
しかし、「丸亀製麵」のように注文したら数分で提供される仕組みなので席さえ空いていればすぐに喫食できるので助かりました。
また、どこのお店も「ネギ」「天かす」乗せ放題なので、この時とばかりにビタミン補給をさせて頂きました。
肝心のお味は、麺にコシがあり、胃にずっしりと溜まる食べ応え。
「はやい」「安い」「うまい」。香川の人が週一回以上うどんを食べるのも合点がいきました。
「源平屋島古戦場」中学の教科書にでてきた名場面は埋め立てられていた
日本三大水城のひとつである高松城を訪れたら、まさかの閉館。貸し切りお茶会があるのだとか。
仕方なく、近場の観光地を検索したところ「源平屋島古戦場」がでてきました
「源平の戦い」は源氏と平家が1177年~1185年に日本全国各地で繰り広げた戦(いくさ)の総称です。その中でも屋島は源義経が活躍したことで有名な場所です。
弓の名手「那須与一」(なすのよいち)が船の上に立てられた扇を一発で射ぬいた下りが中学校の古文にでてくるあの場所です。
実際に戦った場所は、現在、埋め立てられ陸地になっていますが、この日は天気がよく山頂から見下ろす瀬戸内海がとってもキレイでした。
それにしても、日本各地に「島」とついているが島でない場所が多いことに気づきます。
過去に島だった土地に、税金と労力を投下して浅瀬を埋めて陸続きにしたケース。
火山活動により噴出した溶岩が浅瀬を埋めて陸続きになった場所などがあります。
あっちこっちをツーリングすることで、思わぬ知識が増えていきます。
「マグネットオイルドレーンボルト」装着
お昼過ぎに香川市内を出発して走ること2時間半。
本日の宿泊地、徳島に到着しました。
この日の移動は91㎞。天気がよかったのでもう少し距離を伸ばしたいところですが、宿泊施設の豊富な徳島でバイクと身体を休養させることにしました。
バイクのオドメーター(総走行距離数)を見ると、オイル交換をしてから2800㎞。
市内にバイク専門店レッドバロンがあったので立ち寄りました。
オイルに必要な時間は15分。無料でエアーチェックまでしてくれて利用料金は640円。とっても便利で助かります。
今回は、オイル交換を依頼する際に、Amazonで購入した「マグネットオイルドレーンボルト」を取り付けてもらいました。
オイルフィルターのついていないハンターカブ。オイルの中に含まれるスラッジ(細かい金属片)を磁石の力で一か所に留めてくれる優れモノです。
「マグネットオイルドレーンボルト」の価格は1000円以下。
エンジンを長く持たせるためにも早い段階でつけておきたいアイテムです。
徳島名物「徳島ラーメン」は”すき焼き風”だった
15時過ぎに徳島市内の宿泊施設にチェックイン。
シャワー、洗濯を済ませたあと、スタッフに郷土料理についてたずねたところ、地元でしか食べられない“そば米汁”(そばごめじる)なる料理があることを知りました。
けんちん汁の中にそば米が入ったような料理で、家庭はもちろん、学校給食でよく提供される定番メニュー。
徳島人のソールフード的な料理は“おそば屋”で食べられると聞いたので、片っ端から周辺のお店に電話しましたが、営業時間内に提供できるお店は皆無でした。
気を取り直して新鮮な魚でも食べに町にでたところ、徳島ラーメンのお店が多数あることに気づきました。名のあるご当地ラーメンといえば、北海道、喜多方、博多、熊本を思い浮かべますが、徳島ラーメンもそれなりの知名度があるようです。
町なかに店舗が多いということは、地元の人に高頻度で利用されているはずと考えて“徳島ラーメン”の名店と言われる「東大」に入りました。
提供されているラーメンは、豚骨ベースにすき焼きのタレのような味付けがされていました。テーブルの上に生卵入りのカゴが置かれていて何個でもトッピングしてよいのだとか。
すき焼き風味のラーメンが全国的に受け入れられるかについては不明ですが、徳島に寄った際はまたトライしたいと思うお味でした。
まとめ
四国は「1つの島のうえに4つの国が点在している」といわれるだけあり、各県が独自の特徴を持った土地だということが見えて来ました。
各県の名物料理の特徴については、後日、食レポをまとめたブログを書きたいと思います。
本日の走行距離91㎞
四国の魅力がよくわかりました。行ってみようと思いました^_^
モーモーさん、是非とも行ってみてください。