億万長者の愛車ホンダ・カブ

ハンターカブ、日本一周ツーリング(四国)9日目(宇和島~今治)

死ぬ前に達成しておきたいことの1つに「バイクで日本一周」があります。
この夢を実現するために旅にでました。
バイクは昨年、店頭で見かけて即決したホンダ・ハンターカブ。
排気量125㏄、高速道路を走れないため3分割して周る予定です。
今回は横須賀からフェリーで北九州の門司、100㎞自走して別府。
フェリーで四国に渡ったのち、時計回りで一周したあと“しまなみ海道”経由で瀬戸内海を渡り陸路で東京に戻る予定です。
ツーリングのルール
(ア)  期間は9月29日~10月10日。
(イ)  搭載する荷物を減らすためにキャンプ道具なし、宿泊はビジネスホテ
ルか旅館。
(ウ)  出発前の走行距離は7000㎞。ツーリングで気づいたカブのいい点悪
い点をブログにまとめる。

宇和島城 江戸時代に建てられた天守閣が残る城

愛媛県の宇和島(うわじま)市。
よくある地方都市と思いきや江戸時代に建てられた天守閣が現存しているお城があることが分かりました。
城が建っている場所は、山ではなく町中。
まさに町と城が一体化した城下町です。
ホテルから城まではバイクで5分ですが、城の敷地が広大なため駐輪場所を探すの苦労しました。結局、城の北東方向にある観光情報センター付近に駐輪場を発見して利用させもらいました。
乗用車の駐車は1時間100円に対してバイクは無料、バイクの移動は経費が安いので本当に助かります。
「桜門」をくぐると、大き目のコインロッカー(100円)と無料で使える杖があります。
宇和島城の造りは、丘に石垣を積み上げた「平山城」。
山城に比べるると道のりは険しくありませんが、天守閣に行くまで結構な距離を歩く必要があるため無料の杖が役立ちまます。

肝心の天守閣は、思っていたよりも小さく拍子抜けしましたが、ここまで来て中に入らないのも損と考えて天守閣に登りました。
入場料:200円。私は城マニアではありませんが、日本12名城の1つの天守閣を200円で堪能できるなら興味が薄い方でも入らない選択肢はありません。
きっと、いい経験になると思います。

宇和島城の天守閣(撮影:生方正)宇和島城の天守閣(撮影:生方正)

愛媛名物「鯛めし」は地域により「炊き込み」「お茶漬け」

四国に入って、初めて食べた食事は、愛媛名物「鯛めし」。
時計回りで四国を周り、再び愛媛県に入ったので、無性に恋しくなり宇和島市内の割烹料理屋で注文しました。
しかし、出てきたのは、松山で食べた「炊き込みご飯」ではなく「鯛の切り身の上に薬味が乗せられたお茶漬け」。メニューを間違ったかと思い、店員に確認したところ、東予地方は「炊き込みご飯」、南予地方は「お茶漬け」が普通なのだとか。
料理名が同じなのにエリアにより調理方法が異なる。なんともユニークな料理があることが分かりました。
どちらの「鯛めし」も私は好きですが、南予の「お茶漬け風味の鯛めし」の方が、グレードが高いと感じました。
そもそも、値段が2倍高いので当然の結果ですが、偶然にも「東」「南」異なる両方の料理を堪能することができて本当によかったと思っています。

鯛めし(南予地方)(撮影:生方正)鯛めし(南予地方)(撮影:生方正)

遊子(ゆす)の段々畑 愛媛に行ったら見ておきたい

宇和島市の西、太平洋に突き出た三浦半島は複雑に入り組んだリアス式海岸が続く漁港が多い場所です。
そんな半島の中腹にあるのが「遊子の段々畑」。
知名度がない場所なので往復2時間かけて行く価値があるのか悩みましたが、観光協会で掲載している写真がとってもキレイだったので行くことにしました。

段々畑は、急な斜面に幅2~3mの畑を何段にも石垣で積み上げた巨大なモノでした。
私の訪れた時期は10月上旬。作物は植えられていませんでしたが、雑草は取り除かれ、しっかりと手入れされている畑であることが確認できました。
時代の変化とともに、手間のかかる段々畑の耕作は放棄されてしまったようですが、NPO法人の方々の努力で、現在はジャガイモ畑として蘇ったようです。
中心地から離れていますが、国の重要文化的景観、日本農村百景に選定されている場所なので十分に立寄る価値のある観光地です。
見応えある場所ですが、嬉しいことに入域料、駐車場の徴収はありません。

遊子(ゆす)の段々畑(撮影:生方正)遊子(ゆす)の段々畑(撮影:生方正)

内子座(うちこざ)、大正に造られた芝居小屋

宇和島から松山に向かう途中に、大正時代に建てられた芝居小屋があり、現在も演劇等の上演が行われている施設があると耳にしたので立ち寄りました。
「内子座」がある場所は愛媛県喜多郡内子町。メイン通りに活気はありませんが、明治末から大正にかけて木蝋や生糸の生産地として栄えた場所です。
「内子座」の建設は、大正天皇の即位を祝して地元の有力者の出資により建てられました。
木造2階建て瓦葺き入母屋造り。舞台下は、演出に必要な各種仕掛けが施されています。収容人員650名、100年経った今でも芝居小屋として使える立派な建物です。
ここで一番良かったことは、400円の入場料を支払ったあとに職員に建物内を案内してもらえることです。
彼らは、建物の構造についてはもちろん、落成したときの町の様子、実際に舞台に立たれた有名人の逸話など、本当によく勉強されています。
2015年に国の重要文化財に指定された木造建築物、これからも燃えずに後生に残して欲しいものです。

内子座(うちこざ)の芝居小屋(撮影:生方正)内子座(うちこざ)の芝居小屋(撮影:生方正)

まとめ

9時前にホテルをでて、宇和島城→遊子の段々→内子座→松山城を巡ってこの日は今治に泊りました。
この日の走行距離は200㎞でしたが、2つの城の天守閣を登ったため体はクタクタになりました。
歳を重ねても、この様なツーリングができるように日頃から体力の維持、健康管理をしておく大切さを痛感しました。
明日はいよいよ、しまなみ海道を横断します。

本日の走行距離 200km

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ABOUT ME
生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

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