2021年12月、長年の夢だった沖縄本島を原付2輪車で一周しました。
沖縄本島、外周道路の距離は350㎞以上、2日間に分けても1日の走行距離は200㎞近くになります。
観光地で滞在する時間もあったので、かなりのハードスケジュールになりましたが、大変によい思い出になりました。
今回は原付2輪、沖縄本島一周ツーリンについてお伝えします。
沖縄本島の移動はレンタルバイク【那覇】
雨の天気予報が曇りに変わったので急いで那覇市内の宿を引き払いました。
30分でも早く出発して走行距離を稼いでおきたかったからです。
バイクを借りたお店はレンタルバイク「ジャスミン」。
ゆいレール「奥武山公園駅」から徒歩1分の場所にある、良心的な値段設定のお店です。
営業時間は午前9時~午後7時、朝9時に電話でバイクを予約して、9時半に店に到着。手続き後に注意事項等、説明を受けたのちにツーリング開始。
2日間の利用料金は3120円。(1日の利用1800円)。
半キャップヘルメットの利用1回200円。
別途5000円の保証料を預ける必要があります。
テキパキと対応してくれる店員さんだったので、とってもスムーズに出発することができました。
お店の1つ残念だったところは、HP上でレインウェア貸し出しサービス(300円)が載っているのに実際は処分して置いていなかったところでした。
沖縄のローカル交通ルール「二輪車は第1通行帯を走行」
私が借りた車種は「ヤマハJOG」。
メットインに重い荷物を収納して即出発。
最初の目的は、北側中部の出っ張り「残波岬(ざんぱみさき)」、30㎞北上する必要があります。
走行して「おやぁ?」と思ったのは「二輪車は第1車線」と書かれた標識や横断幕を頻繁に見かけることでした。
二輪車が2車線以上の道路を走行する場合、左側の第1通行帯を走行するように規制されている区間があることが分かりました。
初めて通るルートに沖縄ルールが加わり、しばらく、ハラハラしながら運転しました。
特に3車線ある道路を右折するとき、どのタイミングで右側の第3通行帯に移動するのか?迷いました。
沖縄の道路を走る方は「通行帯違反」にならないように左側車線を走行する心がけが必要です。
国定公園「残波岬」【沖縄本島】
「残波岬」なんとも旅情をそそられる名前です。
場所は、沖縄本島中部の西海岸。
読谷村内にある国定公園です。
那覇から休憩なしで下道を走ること1時間15分。
高さ30mの断崖絶壁が2㎞続いている迫力満点の景勝地です。
岬の先端には南西諸島随一の高さを誇る31mの灯台がそびえ立っています。そこから眺める東シナ海のパノラマ風景は一見の価値があります。
公園内は遊歩道が整備されていますが、歩道を少し外れると先の尖った琉球石灰岩が一面に広がっています。もし、よろけて倒れたら大怪我をすることになるのでビーチサンダルやヒールで歩くのは避けることが懸命です。
次回来ることがあれば、日没の時間に来て夕日を観たいと思います。
残波岬公園内には、高さ7.8mの日本一巨大なシーサーが立っています。
読谷村出身の彫刻家と村民1000人が共同で作り上げた大獅子です。
灯台に行く経路にあるため見逃すことはありません。
前を通ったときに立ち止まって写真撮影するのが残波の定番写真です。
「沖縄美ら海水族館」最も人気ある観光地
ジンベエザメ、マンタ、グルクマの群れが回遊する姿を間近で見られることで有名な日本最大の水族館「美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)」。
コロナ前の年間来場者は300万人。沖縄で一番人気ある観光施設です。
場所は、残波岬から40~50㎞北上した本部半島の海沿い。
移動途中にホテルのチェックインと昼食を済ませたので3時間かかりました。
さすがに人気観光地、建物も駐車場も巨大で整備も行き届いています。
水族館だけかと思って来ましたが、プラネタリウムや植物園、ビーチに遊歩道など多くのアトラクションが取り揃えられています。
水族館の入場料は大人1880円。
「水族館にしては高い」と思いましたが、水生動物に興味のない私が楽しめる内容だったので、興味ある方は絶対に元が取れる内容だと思います。
因みに「チュらうみ」とは沖縄の方言で「清(きよ)ら(しい)海」という意味のようです。
沖縄本島最北端「辺戸岬」
「美ら海水族館」で思わぬ長居をしてしまいました。
日没まで残された時間は2時間。次の目的、沖縄本島最北端「辺戸岬(へどみさき)」までは40~50km。行くか迷いましたが、ここまで来て行かないのは勿体無いと考え走り出しました。
12月の那覇の日中気温は20℃前後。この日は曇りだったのでもう少し低かったと思います。
給油するタイミングやコンビニで温かい飲み物を摂って体温を上げながら“最北の地”を目指しましたが50㏄バイクでの移動は苦行でした。
結局、「辺戸岬」に到着したのは日没直後。
薄暗い岬周辺をそそくさと周っるだけで帰路につきました。
本当に来ただけで中身のない観光になってしまいましたが、無事に来れたことに感謝するしかありません。
「アグー豚」2割美味しく頂く
日没後の帰路はさらに気温が下がり体が震えました。
運転を続けなければホテルに帰れない。
夜が深まれば気温が下がるので休憩を減らして走ることに集中しました。
バイクを借りるときにレインウェアを借りられなかったことが悔やまれました。
結局2時間、40㎞走行したあたりで”アグー豚の専門店”に入り夕食を摂りました。
冷え切った状態で食べるアグー豚は2割り増しにおいしかったです。
まとめ
結局、ホテルに到着したのは21時。
朝10時に那覇を出て、「残波」→「美ら海水族館」→「辺戸岬」を周り中部の「恩納村」まで11時間かけて240㎞走りました。
沖縄本島は思っていたよりも距離があったので125㏄バイクを借りておけば時間も疲労も削減できたと反省しました。
気温の高い沖縄ですが、冬期はそれなりに気温が下がります。
次回は、防寒対策をして臨みたいと思います。
明日は、中部から南側を一周して那覇に戻る旅をお伝えします。
本日の走行距離:240km
沖縄滞在期間:2021年12月1日~8日
50ccバイクと125ccバイクでは疲れが違うのですね
車両価格だけでなく、疲れの状態も大切かもと思いました^_^
免許がかわりますからね~!