排気量125㏄のハンターカブで北海道ツーリングに挑戦しました。
東京から茨城県の大洗まで自走したのち、フェリーで苫小牧に渡り道内一周する予定でしたが、悪天候が続いたため、一周を取り止め雨天を避けながら観光地を巡りました。
今回は北海道を代表する歴史港湾都市、函館についてお伝えします。
「ゴールデンカムイ」の舞台を見下ろせる五稜郭タワー
「函館」の代表的な観光スポットと言えば五稜郭跡。
1864年に築造されたあとに新政府軍と旧幕府軍が交戦した戊辰戦争の舞台となった場所。
直近の人気コミック「ゴールデンカムイ」の最終巻の舞台で描かれた場所です。
前回、五稜郭に訪れたときは城内を周ったので今回は五稜郭タワーに上りました。
展望台に上るエレベーターの料金は大人1人900円。
2006年に建てられた新タワーの高さは107m。
最上階から星形の美しい五稜郭はもちろん、函館市内を一望することができます。
タワー内部にはカフェスペースや売店もあり多くの来場者で賑わっていました。
外に出たあと、振り返ったら、展望台は五角形、展望塔の断面が星型をしていることに気付きました。五稜郭に寄せたタワーのこだわりに脱帽する瞬間でした。
五稜郭は桜の咲く季節、冬のライトアップなど、季節ごとにイベントが行われているため時期をずらしての再訪も考えてみたいものです。
「元町」和洋が同居するオシャレスポット
観光客の多くが訪れる場所「元町」。
函館山の麓。旧北海道庁函館支庁庁舎、旧開拓使函館支など日本の行政の歴史的建造物が残存するほかに、旧イギリス領事館やハリストス正教など西洋の建造物を見られる場所です。
碁盤の目の様に整備されている元町。和洋、見ごたえある建物が同居している函館らしい街並みを楽しむことができます。
坂の上から望む函館港は絶好のロケーションで多くのCMや映画撮影に使われていた場所です。
私が気になった建物は、旧函館区公会堂。
ブルーグレーとイエローを基調とした100年以上前に建てられたゴージャスな2階建て木造建築。
近くにバイクを駐輪できるスペースがあれば、入場料300円を払って見学したのですが、周辺に駐輪場はありませんでした。
元町を周るときはバイクより徒歩をオススメします。
「ラッキーピエロ」は地元の強い支持を得ている
経済情報番組「カンブリア宮殿」で特集された、函館のハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」(通称:ラッピ)。
番組視聴してから8年、やっと、夢が叶いました。
17店舗あるお店は異なる内装が施されているラッピの中で訪れたお店は「ベイエリア本店」。
選んだ理由は宿泊施設から一番近かった、「短時間の路駐なら駐車禁止を切られない雰囲気だったから」。
店舗の外装はとってもカラフル。色とりどりなサーカス団員とソフトクリームがデコレーションされています。
入店して驚いたのは15時過ぎなのに地元の高校生で繁盛していたことでした。
受付で何を注文したらいいのか分からないかったため、1番人気の「チャイニーズチキン」を指さしました。カンブリア宮殿で社長が推していたセットメニューに落ち着きました。
ラッピのセールスポイントは、料理の作り置きをしない、北海道の食材を使う、オムライス、カレーなどハンバーガー以外のメニューも提供できること。
率直な感想としてはハンバーガー、ポテトのセットに825円出す価値が見いだせなかった。
ドリンクは冷たいウーロン茶より温かいモノを提供して欲しかった。
テーマパークのような独特の世界観で客の気を引ける店ではあるが、何故、そこまで高い支持を得られているのか理解ができなかった。
もう1つ謎だったのは、店頭に設置してある2台の自動販売機で売られていたドリンクが全てオリジナルブランド「ラッキーガラナ」だったこと。
1本150円のドリンクがそれほど売れるのか?
本当に2台設置する必要があるのか?
宣伝用のためなのか?
疑問が残りました。
谷地頭温泉(やちがしらおんせん)
函館山の麓に位置する谷地頭温泉。建物は立派な鉄筋コンクリート2階建て、101台の無料駐車場が完備されている大きな施設です。
町の中心部から歩いて行ける距離に源泉かけ流し、しかも65℃の泉温がであることに驚きました。
鉄分を含んだ茶褐色の温泉は、高温(43.5℃)、中温(42.0℃)、気泡風呂(40℃)3つの浴槽に分けれています。
他にも露天風呂、サウナ、水風呂があるので本当にゆっくりできる温泉施設でした。
利用料は大人430円、備え付けのシャンプーやボディーソープがありませんが、とってもリーズナブルで助かりました。
夜のベイエリア「金森赤レンガ倉庫」
谷地頭温泉をでたあとに夜のベイエリアに立ち寄りました。
函館湾に面したウォーターフロントは1909に建てられた倉庫群がショッピングモール、ビアホール、イベントホールとして使われています。
日没後は、オレンジ色の光でライトアップされるため辺り一面暖かい雰囲気で包まれオシャレな空間になります。
タクシーでレストランに出向くのもいいですが、バイクでちょっと立ち寄って雰囲気を味わうだけでも十分に楽しめる場所です。
函館名物「朝市」
函館は朝市が有名な街です。
朝5時から野菜、青果、乾物、駄菓子、衣料品など様々な商品を扱う約250店のお店が商いを営んでいます。
早起きして買い物をする必要のない旅行者は10時過ぎに訪れて、新鮮な海鮮丼にありつくのがオススメです。
鮮魚を食べられる食堂が多すぎてどこに入っていいのか分からない状態ですが、声をかけてくる店主の人となりをみて入店すれば酷い目にあうような場所ではありません。
小樽、長万部、函館と海鮮料理が続き飽きて来ましたが、こんな贅沢な経験ができることもそうそうないと思い海鮮を楽しみました。
まとめ
北海道で3番目に人口の多い函館。
さすがに歴史ある街「観光」「海産物」「温泉」見どころ満載でした。
次回は、ハンターカブで青森県まで自走して大間岬からフェリーに乗って再来したいと思います。
函館の次は、3日間の悪天候をさけるため「喜茂別」にあるライダーハウス「雪月花廊」に向かいます。
五稜郭、温泉、いいですね。バイクで移動されていると、温泉は格別かも^_^と思いました。
私も行ってみたいです
五稜郭に行ったら有料ですが、タワーに登って上から見て下さい。