北海道最北端の町「稚内(わっかない)」にインスタ映えする「白い道」があると聞いたのは2020年。
限られた日程で道内一周に挑戦したため30㎞引き返す余裕もなく先を急ぐために諦めたことがありました。
しかし、2022年夏、リベンジする機会到来。
今回は異常気象の続く北海道の雨を避けながらの2週間の気ままなツーリングです。
相棒はCT125(ハンターカブ)。
今回は北海道最北端にある稚内にあるインスタ映えスポット「白い道」についてお伝えします。
貝の道(シェルロード)
「白い道」は稚内市内から北海道最北端「宗谷岬」へ続く国道228号線、宗谷岬の6㎞手前を右折した先にあります。
宗谷丘陵(きゅうりょう)を横切る「白い道」の長さは3㎞。青い空と海、緑の草花の織りなす場所に敷かれた白い道、自然溢れる素晴らしい景色が続きます。
多くの来訪者が思い思いの場所に車両を寄せて景色を楽しんでいます。
道が白い理由は「砕いたホタテの殻を敷き詰めたから」。
地元は、ホタテを出荷しているが故に毎年積みあがる大量の貝殻の処分に頭を悩ませていました。その厄介者を道に敷くと「雑草の抑制」「歩行者の脚の負担軽減」に役立つことになりました。
なにより、素晴らしい景観が誕生したことが話題となり観光客を呼び寄せることになりました。
世界的にも珍しい貝の道、2011年に敷き詰めることを決断して下さった地元の方々の英断に感謝です。
白い道ならではの道路事情
「白い道」を観光するときに気を付けたいことがあります。
土の上に貝殻を敷き詰めた道は、アスファルトの道と異なりブレーキをかけたらグリップされずに滑ることもあります。
素晴らしい景色に目を奪われてブレーキを掛けるタイミングが遅れ、接触や転倒なんてことになりかねません。
この場所を訪れる人は景色を楽しみながら移動するので、スピードは抑え目、急がず焦らずに走行したいものです。
野生動物の餌付けは禁止
道を一往復して気づいたことは、道路脇をうろつくキタキツネやシカ達の姿が多かったことです。野生の動物が人間を怖がる様子もなく近づく個体もいました。
行動から察するに、観光客から餌をもらえると思っているのだと思います。
動物が餌を食べる姿をみると心がホッコリします。しかし、人間が餌を与えると、周辺に生息する動物の習性を書き換えることになります。
野生の動物に餌付けすることは、動物にも人間にも不幸な結果をもたらすのが世の常です。
ルールを守り地元の方の迷惑にならないよう心掛けたいものです。
「ウインドファーム」日本最大級の風力発電所
見渡す限り自然に囲まれた「白い道」で唯一見られる人口物はウインドファーム。
57基の風車が立ち並ぶ日本最大級の風力発電所です。
一年中強い風の吹く稚内、その風を利用して市内で必要な電力の6割を賄っています。
素晴らしい循環システムであり、「白い道」の良いアクセントになっていました。
まとめ
「白い道」は北海道らしい景色が観られる稚内の中で一番オススメの場所です。
少し足を伸ばせば、日本最北端「宗谷岬」にも行けるので両方セットで周ると満足度の高い観光になります。
訪れた時期:2022年9月3日
貝殻の道イイですね
稚内だと食べ物^_^も美味しいかもですね^_^
最初に行きたいと思わないと、実現しないかもですね
バケットリスト、大切かもと思いました
是非、バケットリストに付け加えてみて下さい