パキスタン北部、7000m級の山々に囲まれるリゾート地「カリマバード」。
滞在中に食事する場所を宿泊施設の前のレストランに決めてました。
理由は店名である標高7273m、名峰「デュラン」をキレイに望めること。
ホテルのWi-Fiが届く距離にあるため、インターネットに接続することができるからです。
同じお店に通い続けるとスタッフとコミュニケーションが生まれて対応がよくなることを経験しました。
今回は、海外で同じ店に通うメリットについてお伝えします
メニューを厨房で確認できるレストラン
通訳とカリマバード観光を終えた後、「夕食に何を食べるの?」と聞かれました。
「何を食べるのといわれても、何があるのか分からない!」と回答すると、連れていかれたのがレストランの厨房。
部外者が入っていいのか気になりましたが、鍋の中の料理を見れば、期待外れを避けられる外に来店時間を伝えることで売り切れを避けることができます。
私はチキンビリヤニ(インド風の炊き込みご飯)を選び、18時に来店する旨を伝えました。
約束の時間に着席して驚いたのは、キレイに山脈を望めることよりWi-Fiがつながること。
そもそも、「フンザ」エリアは電気が通電される時間は21~24時の3時間。実際は21時半~23時。2時間足らずです。
私の宿泊したホテルは、Wi-Fiルーターを蓄電池につないでいるので24時間利用可能。その電波が届く範囲だったのです。
日に日に上がるサービスレベル
移動時間5~6秒。Wi-Fiが使えるレストランなら他の店を選ぶ理由はありません。
朝晩の食事は元より、お茶を飲みたいとき、旅の備忘録をまとめるのに広いテーブルが必要なときなど足しげく通ううちにサービスレベルがあがりました。
1日2~3度足を運ぶようになると、ペーパーナプキンを多めにもらえるようになりました。日中の外気温2℃、夜間は氷点下5~6℃。鼻水をふくのにとっても助かりました。
2日目、お茶が入る量が20%多い、大きいカップでドリンクが提供されるようになりました。
3日目、420円の料理を頼んで請求された金額380円。
4日目、420円の料理を頼んで請求された金額340円。
※メニュー表で料金を確認しているのでボッタくり料金が安くなったワケではありません。
意思疎通ができないスタッフとのコミュニケーション
私は現地語(ウルデゥー語)を全く話せません。そのため、スタッフとは簡単な英語でやり取りすることになります。
では、なぜ、コミュニケーションがとれない間柄で値段まで負けてくれるようになったのか?
私が推察する要因は下記の4つです
①1日2~3回来店して確実にお金を落とす。
② 「good morning」とあいさつしながら入店して、立ち去るときは「おいしかった」感想を伝えていた。
③出されたモノをキレイに平らげたあと、椅子まで戻して去っていく。
④ 店にもスタッフにも慣れた頃、話し方に特徴あるスタッフを真似て、料理をオーダーすることで、他の客から笑いをとれるようになっていた。
まとめ
初日から居心地のいいレストランを見つけたことで「カリマバード」の滞在は、快適なモノとなりました。
最終日、迎えの車が来る直前にレストランスタッフに挨拶しに行きました。
もっと意思疎通がとれたら、お礼だけでなく、店の良かった点を伝えたかったのですが、「日本に戻る」「レストランを利用できてよかった」ことだけ伝えました。
複数の店に顔をだして、味比べ店比べする楽しさもありますが、1週間同じ店に通うことで得られるメリットもあることを実体験しました。
是非、長期滞在することがある方は、この方法を試してみて下さい。
通わなくても、店を出るときに「おいしかった」と伝えるだけで店のスタッフはとっても喜んでくれます。
「おいしかった」は、お金をかけないで相手を喜ばすことができるマジックワードです。是非、乱用下さい。
訪問時期:2023年4月
同じレストランを使用することで、価格まで下がるとは⤵️凄いですね。
もしかしたら生方さんの人徳もあるのかも?
と思いました^_^
そうあるべき人物になれるように日々精進いたす所存です。