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ファイサル・モスク礼拝のご加護【イスラマバード】

「1日5 回お祈りをするイスラム教徒」。
「モスクの中でどんなことが行なわれてるの?」
誰もが持つ疑問だと思います。
パキスタン北部「フンザ」で仲良くなった通訳から「異教徒でもルールを守ればモスクで礼拝できる」と聞いたので挑戦することにしました。
今回は、仏教徒の私がパキスタンで1番有名なモスクで礼拝した経験についてお伝えします。

パキスタン最大、ファイサル・モスク

パキスタンの首都、イスラマバードに世界有数のモスクがあります。
一人当たりのGDP156位の国が74000人収容できる巨大モスクを国の威信をかけて建立しました。
着工から完成までの歳月は10年。建物のデザインはコンペで選ばれたトルコ人建築家。
莫大な建設費は、サウジアラビア王国から協力を得たようです。
産出国は潤沢な資金があっていいですね~。

ファイサル・モスク(撮影:生方正)ファイサル・モスク(撮影:生方正)

モスクに向かうまでに起こった神のご加護

宿泊したホテルからファイサル・モスクまでの道のりは5㎞。
バイクタクシーを止めて、片道200PRs(100円)で値段交渉して乗ったら思いがけないことが起こりました。
到着後にドライバーが「料金は無料」というのです。
そもそも通りがかったバイクを停めたので、バイクタクシーを生業としていないドライバーだったのかもしれませんが、いきなり神のご加護がありました。
一般的なイスラム教徒は「旅人に手を差し伸べるのが美徳」。このような考えを持っているので「バス運賃を払ってくれた」という話をよく耳にしますが、バイタクも無料になることに驚きました。
いずれにしろ、申し出を神のご加護ととらえて、快く受けとりました。

都内のランドマーク、ファイサル・モスク

広大な敷地の中心に建つ巨大モスクの屋根は、丸味をおびたドーム型ではなく、アラブの遊牧民ベドウィン族のテントを模した三角形です。
完成当時、見慣れない形が不評だったようですが、今ではすっかり都内のランドマークになっています。
そんな、有名なモスクに異教徒が入り込んで無作法を起こすと、国際問題に発展しかねないため、看板に書かれている注意事項をしっかり読んでから行動を起こしました。
入り口付近に設定されている手荷物預け所で靴を預けたあと、ドキドキしながら入館しました。というのも、ほとんどの来訪者が民族衣装で出入りしていたので、ジーンズと襟付きシャツ姿の私は浮いていたからです。
とりあえずは、警備員に止められることなくて一安心。
入り口に入って最初にあったモノは、ウドゥ(手足を洗う場所)です。
日本人が神社を参拝する前に手水舎(ちょうずや)で手を洗い、口をすすぐ大型版です。
男女洗う場所が分かれていて、男性エリアで50人が同時に洗えるスペースが設けられています。
正方形の石の上に腰掛けて蛇口をひねり、耳、口、顔、腕、足を3回洗います。
洗う順番も決まっているうえに、基本的に右側から清めて行くのがマナーです。
私は「洗い残しがある」と指摘されないために、動作をオーバーにバシャバシャと勢いよく清めました。
4月のイスラマバードの日中平均気温は30℃弱。ウドゥが清涼感を味わうのに丁度よかったので一石二鳥でした。

手水舎(ちょうずや)(撮影:生方正)手水舎(ちょうずや)(撮影:生方正)

豪華な礼拝所は厳かというより長閑

礼拝所に入ると天井の高さに圧倒されます。
巨大な壁面はタイル細工が施され、体育館の数倍ある床は一面真っ赤な絨毯で覆われています。正面中央にコーランを模った巨大モニュメントが鎮座して厳格な空気が醸しだされています。
私が訪れたのは15時半。比較的空いている時間帯だからなのか、カーペットの上で寝転がる人、小声で談笑する人、記念写真を撮る人など想像とは異なる長閑(のどか)な空気が流れていました。
私は1番前まで進んでからひざまずいて、横でお祈りをしている人を真似て「世界平和」を真剣に祈りました。
もちろん、動きはぎこちなかったと思いますが、一通りのルーティンをやり遂げることができたと思います。
その後、物珍しげに写真を撮って問題になるのも嫌だったので、そそくさと帰ろうとすると、地元の方が次から次に「一緒に写真を撮ってくれ」とやって来ます。
断って空気を悪くするのも悪手と考えて快く撮影に応じました。
空気がほぐれたころに、モスク天井や壁面、室内の写真を撮らせて頂いたあとに、おいとましました。

モスク礼拝堂(撮影:生方正)モスク礼拝堂(撮影:生方正)
モスク天井(撮影:生方正)モスク天井(撮影:生方正)

参拝者に施しを求める物乞い

預け所で靴を受け取とり出口に向かったところで、数人の物乞いに声をかけられました。
生活に疲れていそうな女性2名と6~8歳くらいの姉妹1組。
お姉ちゃんは外国人慣れしているようで、英語でグイグイ、モノをねだってきます。
財布を取り出した時にポケットに入っていたキャンディを目ざとく見つけ「それも、置いていくよう」命令してきます。
一瞬の隙も見のがさない姿勢に関心したので、手渡しましたが、末恐ろしい。
豪華なモスクに目を奪われていたところに、貧しいパキスタンの現状を目の当たりにした瞬間でした。

まとめ

人生初のモスク礼拝。作法を知らない異教徒が礼拝するのは敷居が高いように思いましたが、パキスタンの方々は、大らかで猜疑心の目で見られることはありませんでした。
モスクを訪れる方は、肌を露出する短パンやTシャツを避ける。 女性は露出の多い服、 体のラインが出るモノを避ける他に髪の毛をスカーフ等で覆うことが必要です。
上記を守ったうえで他の参拝者の動きを真似て大人しくしていれば問題になることはないと思います。

モスク参拝の注意事項(撮影:生方正)モスク参拝の注意事項(撮影:生方正)

訪問時期:2023年4月

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ABOUT ME
生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

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