2週間の旅も終わり帰路に就く日を迎えました。目指すはスリランカの空の玄関口「バンダラナイケ国際空港」。コロンボから35㎞北にある巨大な空港です。今回は、コロンボ市内からバスで空港に行く方法と空港内での過ごし方についてお伝えします。
市内から空港までの移動は90円、高速バスの旅
コロンボ市内からバンダラナイケ国際空港に行くのにはバスで移動するのが安くて便利です。フォート駅の400m東にあるNegombo – Colombo Highway Bus Stop(ニゴンボ・コロンボ・ハイウェイ・バスストップ)が始点になります。
私が利用した航空機は23時20分出発予定でしたが、何が起こるか解らない発展途上国、さらに利用する航空会社はLCCの代表「エアアジア」。万全を期するために15時にホテルをチェックアウトしてバスストップに向かいました。
バスストップは、常時50台くらいの車両が駐停車しているくらい巨大なターミナルでした。乗り場は屋根がついているので強い日差しを遮ってくれるので助かるのですが、日中の熱さに加え大量のバスが吐き出す排ガスのお陰で物凄い気温になっています。
受付で、空港まで行くバス「187」番号の乗場を教えてもらうも、ターミナルが広すぎて移動するのも一苦労。おまけにターミナル内は浮浪者のような人々がウロついているので、大きな荷物を持って歩くのに少し不安を覚えました。
16時にバスは出発したもののターミナル内に不規則に停車しているバスの隙間を縫ってやっと道路にでられた感じでした。発展途上国の非効率性が生み出したバスドライバーの高い車幅感覚に驚愕。
バスにエアコンはなし、車内は茹だるような暑さです。乗車率が70%程度だったのがせめてもの救いでした。料金は150ルピ(90円)。市内を離れると日本のODAで建設されたスリランカの高速道路Airport Expressで一気に距離を稼ぎます。所要時間は約45分。コロンボらしいバスの旅でした。
どんなに早く空港についても2時間前にならないと始まらないチェックイン
万難を排して17時に空港に到着しましたが、予想に反していたのは、自動チェックイン機がないことでした。事前にオンラインチェックインを済ませてあってもチェックインカウンターが開放されるのを待たねばなりません。
おまけに、空港内はエアコンの設定が間違っているのではないかと思うくらい冷え冷え、さっきまで熱さで意識がもうろうとしていたのに、こんどはウルトラライトダウンを着る必要がある急激な温度差。
バンダラナイケ国際空港は、国内線10路線、国際線46路線が就航しているだけありカウンターもひっきりなしに入れ替わります。仕方ないので4時間以上、座り心地の良いイスに座りポットキャストを聞き時間を潰しました。
結局、受付が始まったのは出発の2時間前の21時20分。トラブルなくボーディングカードを受取ることができたので良かったですが、それにしても長い待ち時間でした。
万全を期して早めに空港についてもチェックインができなければ、使える空港内の施設も限られます。現地通貨が余っているようであれば、町中のホテルやカフェで時間を潰してからタクシーで移動するのが賢い選択だと思いました。
滞在可能時間は6時間。シャワーも使える極楽ビジネスラウンジ
セキュリティチェックと出国審査を済ませたら、免税品にも目もくれず一目散でビジネスラウンジに向かいました。バンダラナイケ国際空港のエアーサイドにはプライオリティパスで入れるラウンジが2か所あり、1か所につき6時間滞在することができます。当時、私が利用したロータス・ファーストクラス・ラウンジはシャワーも設置されていて、タオルの利用料も取られませんでした。シャワーでサッパリしたあとは、ワインを飲みながらオードブルをつまみパソコンをWi-Fiに接続してやるべきことを片付けます。
実際に利用できた時間は、搭乗が始まるギリギリまでだったので1時間強。しかし、フライト前にラウンジを利用できると旅に潤いが加わります。
本当にプライオリティパスは役に立つカードです。もし、自動チェックイン機で搭乗手続きを済ますことができたら4時間近くゆっくりすることができたことになります。
まとめ
コロンボ市内~空港間はバスで45分、料金は90円。暑さを耐え忍ぶ必要はありますが、コスパに優れたスリランカらしいバスの旅を味わうことができます。
空港でチェックインを済ませた後、エアーラウンジを使うことができる人は、シャワーも使えるのでサッパリしながら英気を養って下さい。
スリランカに滞在した期間:2019年1月4日~16日
次回は、フィリピンの語学留学についてお届けします。
エアコンがないバスはとても暑そうだと思いました。日本のバスにはエアコンが当たり前についているので、海外のバスにもついていると思い込んでいました。エアーラウンジというものを初めて知りました!写真のバイキングはとても豪華で、おいしそうです
宇海さん、コメントありがとうございます。
熱いバスを経験することで、日本のバスの有難味を知ることができます。
空港のエアーラウンジは、場所によってはさらに豪華な所もあります。カタール航空のラウンジでシャンペンの「ピンク・シャンドン」飲み放題やカマンベールやナッツ食べ放題なんて所も!