私は、セブ島にある日本人経営のマンモス校「QQ English」に9週間。ルソン島バギオにある「ストーリーシェア」に6週間。パラワン島プエルトプリンセサにあった「EIDES」に3週間の留学経験があります。
学校が始まるのは月曜日です。各キャンパスの特徴についてお伝えします。
QQ English in セブ(ITキャンパス)
9時:筆記のレベルチェックテスト。
10時:個別でオンライン会話テストを受けます。
11時:出身国別に学校内のルールなどを聞くオリエンテーションを受講。この時、5分程度、QQ Englishの経営者である藤岡頼光氏から腹に落ちる、いい話を聴く機会があります。
12時:昼食、数種類あるメニューから主食1品、おかず3品を選ぶビュッフェ形式。
13時:授業 申込んだプランによりカリキュラムは異なりますが、スタンダードなものは1日6時間個人レッスンと2時間グループレッスンです。
授業の内容も英語が4倍速で覚えられるといわれている「カランメゾット」や「発音」、「TOEIC対策」、「トピックカンバセーション」など自分が必要とするモノを選択することができます。もし、授業内容や先生が合わなかった場合でも、申請をすることで次週から変更することができます。
グループレッスンはレベルチェックテストの成績を元にクラス分けされます。通常1クラス2~6人ですが、私は1人で受講することが多々ありました。外国人の考えを知る機会を失う代わりに、質問したいことを先生に聞けたので多くの疑問が解決しました。
日系の語学学校なので日本人が多いイメージがありますが、在校生は南米、中近東、ロシア、中国、韓国、ベトナムと幅広い生徒で構成されていて日本人比率は半分弱といった感じです。
先生の質は、押しなべて優秀で、英語が完璧なのは勿論ですが、英語以外の特技、絵を書く、音楽に関すること、映像制作、司会が上手、ダンサーなど多才な方が目につきました。目立った才能がない先生でも、優秀な大学を卒業して厳しい採用試験を合格して勝ち残った方々なので、広い教養を持ち、幅広い話題に対応する能力を持っています。
QQ Englishで働く英語教師は1000人以上。駄目だと思う人は本当に稀で、人材の宝庫だと思いました。
何人部屋を利用するかで値段が変わりますが、1日8時間授業と宿泊施設込みで4週間20万円前後だったらとってもリーズナブルだと思います。
ストーリーシェア in バギオ
平日の朝食は、卵2個とパン4枚を自分で調理して食事を済ませる。
初日の午前中:レベルチェックテストを受けたのちに個人レッスンのデモクラスを受講。
12時:昼食、専属のコックさんが用意してくれたものを自分でよそうスタイル、使った食器は自分で洗う。
13時:日本人スタッフから校内のルールや周辺情報についてオリエンテーションを受ける。
14時:日本人スタッフに連れられバギオ市内のショッピングモールに出かけて、両替、SSPに必要な証明写真撮影及び写真受領、必要に応じてSIMカードや日用品の購入。
17時から2時限、無料のナイトクラスを受講
19時:夕食 食べた食器を片付けたあとは自由時間
ナイトクラス以外の授業は基本的に個人レッスンです。使っている教材は「SBS」(SIDE BY SIDE)、「SL」(SYCLE LEARNING METHOD)が中心ですが、TOEICなどのコースを申し込むこともできます。
私がもっとも役立った授業は、1日2時間実施されている「リスニング」のグループレッスンでした。担当教師が優秀で短期間でリスニング能力を高めることができました。
全ての教師が優秀ではありませんが、先生との距離が近い学校なので休み時間に先生を捕まえて解らなかったところを質問する。もしくは積極的に雑談することで習ったことをすぐに活かせます。
月に1度、先生とバディを組んで博物館や公園に出かける「アクティビティーデー」もありました。
1人部屋、1日8時間授業、食事付き4週間19万円前後、とってもリーズナブルだと思います。
EIDESインターナショナル in パラワン島
毎朝ホテルで豪華な朝食を食べてから徒歩にて登校。
月曜9時:学校生活に関するオリエンテーションを受けてから、学校の提携しているトライシクルで近くのショッピングモールにて両替、SSPに必要な証明写真撮影及び写真受領、必要に応じてSIMカードや日用品の購入。
12時:学校に届けられたケータリングで昼食
13時:プライベートレッスン。
使っている教材は「カランメゾット」、「SL」(SYCLE LEARNING METHOD)、学校で開発された「オリジナルのテキスト」が中心ですが、TOEICなどのコースを申し込むこともできます。
16時:下校
学校からホテルまでの通学路にマッサージ屋があるので2日に1度90分365ペソ(940円)を受けて、夕食用に新鮮なフルーツを買って帰っていました。
まとめ
教えてくれる先生や選んだテキストにより取得スピードが変わってくることは事実です。しかし、プライベートレッスンは他人を気にする必要はないので、解らない所は解らないとはっきり意思表示して説明してもらうことが大切です。「自分は英語ができなくて申し訳ない」ではなく、「英語ができないからあなたの雇用がある」と考えを切り替えて先生に手を抜かせないことが大切です。
また、大きな学校だと先生とプライベートで出かけることが禁止されています。小さい学校だと制限がないので、先生と一緒にナイトマーケットや食事に出かける機会もあります。ネイティブに1時間英語レッスンを受けたら2~3千円かかると仮定した場合、2~3人で2時間食事しても千円強。先生に食事をご馳走して積極的に喋る機会を作った方がコストパフォーマンスが高いことになります。
留学期間が1カ月だとしても、生活や学校に慣れるのに1週間。耳が慣れるのに2週間、脳が英語で考えるようになるまでに時間はさらにかかります。留学中は、日本人と話すより先生と話すことの方が10倍貴重な時間になるはずです。
次回は、「留学中に訪問した世界遺産や景勝地」についてお伝えいたします。
英語だけではなく幅広い教養を持った講師から教えてもらえるのは楽しそうです。
先生とプライベートでご飯を食べて、語学力UPに繋がるのはいいですね!
はい、自分の得意分野を英語で広げられると自信が持てます。