日本では世界中のオイシイ物を食べることができます。しかし、世界にはまだ知られていないローカルフードが存在するばかりか、マンゴーにチョコレートをかけるなど、日本人が組み合わせない食べ合わせを発見することもできます。
今回は、セブ、バギオ、パラワン留学中に出会ったオイシイ料理についてお伝えします。
セブ島名物、豚の丸焼き「レチョン」と「鮪のカマ」
フィリピンの名物料理は内臓を取り除いた豚を丸ごと串に刺して回しながら炭火で焼き上げた「レチョン」です。飴色に焼き上がった皮が香ばしく、なんとも食欲をそそります。
注文方法はいたってシンプル。店頭で自分の欲しい量を指させば店員がその場で切り分けてくれます。料金は店により若干の差はありますが、500g、750円程度です。
味はしょっぱ目の焼き豚。脂分も多いので体にいい食べ物ではない気がしますが、250gくらいなら試したいものです。
「レチョン」と同じくらい食べておきたいのが「鮪のカマ」です。現地では「ツナ・パンガ」と呼ばれています。熱した鉄板の上に凍っている鮪を乗せて15分焼き上げるシンプルな料理です。食べるときは、絞ったライムを入れた醤油をつけて齧付(かぶりつ)きます。
人気メニューだけあり、いつも注文して15分後の焼き上がりを待つことになります。
最近のフィリピンの衛生観念も高くなり、どこのお店も食品の取扱いに使い捨てビニール手袋を使っていました。外国人が頻繁に立ち寄るエリアは安心して注文できる環境です。
野菜の宝庫、バギオで味わう「シニガンスープ」、「人参ジュース」
バギオの語学学校入校中、平日の昼夕食は専属のコックさんが調理したものを食べていました。フィリピン人シェフの作るメニューの2/3はフィリピン料理。その中でも楽しみだったのはシニガンスープ。肉、大根、玉ねぎ、トマトやオクラがゴロゴロ入っている野菜中心のスープです。シェフのイタズラなのかは解りませんが大きな青唐辛子がまるまるはいっているので、ピーマンと間違う事件も‥‥。
とにかく、バギオは野菜の一大生産地なので新鮮な野菜が安くたくさん採れます。そんな素材をたっぷりと使ったシニガンスープは日本人の舌にもぴったりです。
バギオの郊外に立ち寄ったとき、ペットボトルにつめられた人参ジュースを飲んでみました。味付けがあまりされていないのに甘くて飲みごたえがあり「体にいい味がする飲み物でした」。
バギオを訪れた際は、野菜を堪能してください。
パラワン島を訪れたら挑戦しておきたい「ワニ料理」
ワニが生息していない日本では、ワニ肉を食べる食習慣がありません。ワニの肉は透明感の高い鶏肉、低脂肪で高タンパク、低カロリーでとってもヘルシー。生息地のアメリカやオーストラリア、タイなどではステーキやハンバーガー、カレーの食材として親しまれています。
フィリピンでもワニの生息するパラワン島やダバオ島ではワニを食べる文化がありますが、料理が提供されているお店は町の食堂というよりは高級レストランになります。
現地での調理方法は細かく刻んだ肉をにんにく、唐辛子で炒め、しょう油、ビネガーを加えて熱々の鉄板のままで提供する「シシグ」(Sising)という食べ方です。肉が細かく刻まれていることもあり食感は鶏肉とほぼ同じ、味付はしょっぱくて、脂っこい。ビール、ご飯にあう料理でした。
日本でワニの肉を食べようとすると食べられるレストランがかなり限定されるうえに冷凍輸送されたものになります。パラワン島に行った際は、少しお値段は張りますが挑戦しておくと旅のいい思い出になること間違いなしです。
まとめ
普段、食べ慣れないモノを食べたばかりに体長を崩して、旅行や勉強がはかどらないのは困りますが、地元の名物料理を食べないで帰ることも大きな機会損失となります。
留学しながら、現地の食文化に触れることは貴重な体験になります。是非、旅先で出会うローカルフードに挑戦してみてください。
フィリピンもいいですね。野菜も美味しそうです。フィリピン旅費もかなりかかるのでしょうか?少し気になりました^_^
モーモーさんコメント質問ありがとうございます。
フィリピンは距離的に近いうえに物価が安いので、安い旅費で周ることができる国です。
しかし、ボッタクリには気を付けて下さい。