沖縄1人旅、グルメと観光を重視したワーケーション

波照間島(はてるまじま)日本最南端の過ごし方【沖縄】

ワーケーションで長期滞在した石垣島。
石垣島の繫華街周辺は便利なお店がたくさんあり生活するのにとっても便利です。
また、石垣島に滞在していて、気分転換したいときは、離島ターミナルから別の島に渡れば簡単にバケーションモードに入れます。
今回は、ワーケーションで滞在した石垣島滞在中に訪れた、日本最南端「波照間島」についてお伝えします。

何もかもが日本最南端の波照間島

波照間島は八重山諸島の1つ、有人で日本最南端に位置する島です。
島の外周は約15㎞、人口約500人。
石垣島から南西方向に53㎞、高速船で70分(片道料金3610円)です。
名産品はサトウキビ、主なアクティビティはビーチリゾートと日本最南端の碑を観ること。
日帰りで周って帰ることもできますが、夜中に南十字星を眺めたかったので、私は泊りで訪れました。

波照間島のフェリー乗り場(撮影:生方正)波照間島のフェリー乗り場(撮影:生方正)

希望者は農業体験もできる民宿「あがた村」

私が選んだ民宿は、石垣島に住んでいる友人から勧められた「あがた村」。
宿を経営されているご主人が自分で家屋を建てたばかりか、畑で各種野菜を栽培、ニワトリやヤギの飼育、養蜂までこなすサバイバルの達人です。
若干、モノの言い方がキツイご主人ですが、2日間、作業に同行させていただき多くのことを学ぶことができました。
全てのお客さんが、ご主人の手伝いをさせられるわけではありません。農業体験をしたい人が、ご主人と行動を共にするだけなので安心してください。

一緒に作業をすることで島や食について知識が広がりました。
例えば、移動中に空港を見て
私:この島に空港があったのですね?
ご主人:空港はあるが、定期便が飛んでいるワケではない。飛行場は、緊急患者の輸送や農薬散布のために使われている
終始こんな感じで、現地の生の情報を収集できる有益な時間の過ごし方でした。

ご主人が飼っているヤギ(撮影:生方正)ご主人が飼っているヤギ(撮影:生方正)

島内一周は効率のよい自転車がオススメ

1日目の午後はレンタル自転車を借りて島内を一周しました。
他の八重山諸島に比べると地形に起伏はありますが、外周15㎞であることを考えると2~3時間あれば見て周れます。
日差しが強いので、帽子と日焼け止めを使うことをお勧めします。
また集落を離れると、ドリンクを購入できる場所がないため、熱中症対策としてドリンクを持ち歩くことも忘れずに。

島の中心に集落があり、その周りは広大なさとうきび畑が広がっています。
さとうきびの収穫は、一部、トラクターが使われていますが、日本中から集まった援農隊(えんのうたい)の方々が真っ黒に日焼けしながら手作業で刈り取っていたのが印象的でした。

広大なさとうきび畑と風力発電風車(撮影:生方正)広大なさとうきび畑と風力発電風車(撮影:生方正)

日本最南端の石碑は必見

波照間島の一番の見どころは日本最南端の石碑です。
最南端に来たことを証明する写真が撮れる貴重な場所です。
石碑のある場所は島の南東方向。石碑も周りの植栽もきちんと整備されていて映えるポイントです。

石碑の裏に、野生のノニの実がなっていたのには驚きました。

日本最南端の石碑(撮影:生方正)日本最南端の石碑(撮影:生方正)

ニシ浜、八重山諸島の中で屈指の美しさを誇るビーチ

八重山諸島で屈指の美しさを誇る海岸がニシ浜です。
その美しさはハテルマブルーと称されています。
なぜ、漢字表記ではなくカタカナで書かれているのか疑問に思っていましたが、この地方の方言で「ニシ」は北を指すのだとか、なんとも紛らわしい背景がありました。

昼間の海も良いですが、沈む夕日が印象的でした。

ニシ浜から眺める夕日(撮影:生方正)ニシ浜から眺める夕日(撮影:生方正)

幻の泡盛「泡波」(あわなみ)

民宿で無農薬の野菜や島で獲れた魚の煮つけを頂いたあとは、ゆんたく(沖縄方面の方言でおしゃべり)の時間となりました。
ご主人が3年5年と床下で寝かした、波照間島限定の泡盛「泡波」の利き酒をしながら、お互いの話をします。

泡波の飲み比べ(撮影:生方正)泡波の飲み比べ(撮影:生方正)

まとめ

日本最南端がどんなところなのか興味本位で訪れた波照間島。
しかし、あがた村に泊まったことで、食料生産や熟成泡波についてまで学ぶことができました。
本当に、ご主人の生きるのに役立つ知識の多さに脱帽するくらいのいい話を聞くことができました。また、石垣島に行った際は、波照間島まで足を延ばしたいと思います。

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波照間島を訪れた期間:2021年2月12~13日

ABOUT ME
生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

POSTED COMMENT

  1. りか より:

    同感です〜。
    石垣島で楽しまれたのが伝わってきました。
    読ませて頂きながら、石垣島を旅行した時に私が感じた事や、他の籬島にも気軽に行けて楽しんだ事などなど。。。久し振りに思い出し懐かしかったです。有難うございました。

  2. モーモーさん より:

    泡盛いいですね。現地に行かないと飲めないとは、行ってみたいと思いました。ありがとうございました

  3. 宇海 より:

    南十字星の眺めはどうでしたか?
    日本でも南十字星が見れることを知りました!
    農業体験は大変そうですが、知識と経験が得られるので有意義な時間を過ごせそうです!

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