屋久島の外周道路の距離は130㎞。
9割が森の島ですが外周道路は海岸線沿いにあるため平坦な道が続きます。
島の交通量は少なめ、信号が設置されている場所は大きな集落の中心部だけなのでどこにも立寄らなければ3時間で一周できます。
今回は、レンタルバイクで屋久島一周した経験についてお伝えします。
屋久島一周は、レンタルバイク
バイクの調達は島で一番大きな集落、宮之浦岳地区にある「レンタルバイク南国」。
朝9時の開店から18時の閉店まで9時間50㏄バイクを借りて3300円。
返却前に燃料を満タンにする必要はありますが、排気量50㏄のバイクで1日走り周っても消費できる量は3ℓ程度。ガソリンの高い離島で給油しても料金はたかだか500円です。
今回、借りた車種はヤマハJOG。
原付一種人気ランキング上位、ヘルメットを座席下に収納できる便利なスクーターです。
バイク屋を9時過ぎに出発して最初に立ち寄ったのは地元スーパー。
「島外来島者の入店お断り」の飲食店に出くわしても困らないように最低限必要な食料を確保しました。
永田岬に建つ久島灯台はとってもレトロ
角が丸くなった五角形をしている屋久島の直径は30㎞強。
2時方向に在る宮之浦地区を出発して反時計回りで走行開始。
右手にキレイな海と砂浜、漁師の拠点となる“番屋”などを眺めながら走ること1時間。
初めに立ち寄った場所は島の10時方向にある永田岬に建つ屋久島灯台。
120年以上前に運用開始された灯台の高さは19.6m。
煉瓦石造円形の白亜の灯台は、ヨーロッパの映画にでてくるようなレトロな感じで“ライトハウス”という呼び名がピッタリです。
灯台の中に立ち入ることは出来ませんが、東シナ海をバックにキレイな外観を見るだけでも行く価値はあります。
世界遺産地域「西部林道」を突っ切る
永田岬からバイクで10分南下すると西部林道に入ります。
島の10時~8時方向、周辺に民家が存在しない20㎞の山道です。
道路は舗装されていますが、両サイドは木々が生い茂る緑のトンネルです。
長い期間、補修されていないためアスファルトが剥離している、大量の落ち葉が堆積している、野生のヤクシカやヤクサルが飛び出してくるなど運転に注意が必要な道路です。
しかし、貴重な動物を間近で見ることができる見ごたえある林道です。
西部林道の3/4は世界自然遺産地域に含まれます。人間が動植物に危害を与えないように気を付けながら通過したいものです。
屋久島の外周道路は携帯電波がつながりにくいところも存在します。
事故を起こした場所が圏外だった場合、まずは、電波の届くところに移動する必要があります。そんな困った状態に陥らないためにもスピードを押さえた安全運転を心がけてください。
外周道路の中で一番見ごたえのるエリアです。
平内海中温泉から眺める夕日
海岸に湧き出る温泉に浸かりながら沈む夕日を望むことができる平内海中温泉。
場所は島の7時の方向。
なんともロマンティックなロケーションですが、温泉に入れるのは1日2回(干潮前後の2時間)だけです。
私が訪れたときは潮が満ちていたため、温泉はまさに海中でした。
この温泉は1599年前に発見され区民の方々に利用されてきた歴史があります。
現在も周辺に住んでいる方は、家に風呂を設置しないでこの温泉を利用される方も多いのだとか。
土足厳禁、撮影禁止、飲酒、飲食禁止、男女共に水着着用不可、入浴前にかけ湯をするなど何個かルールがあります。
地元の方と、もめないために表記されているルールを守りながら利用して、いい思い出を持ち帰りたいものです。
屋久島は火山帯がないのに温泉が湧き出る珍しい場所です。
熱源は年間数㎝隆起するときに発生している摩擦熱なのだとか。
森といい温泉といい、不思議なことが多い島です。
※入浴協力金200円。 PayPay、LINE Pay、コード決済対応 4大キャリアのWi-Fi環境も整っています。
まとめ
屋久島を訪れた方の多くは、縄文杉と白谷雲水峡を訪れて帰路につきます。
しかし、滞在日数を1日延ばせるとこのような経験をすることができます。
屋久島は多くの宿泊施設があり競争原理が働いているため宿泊費を安く抑えることも可能です。
宿泊費の他に1日5000円プラスするだけで島一周の経験も加えることができるお得なオプショナルツアーです。
屋久島滞在期間:2022年1月10~15日
バイクがレンタルできれば、温泉♨️等かなり楽しめそうです
チャレンジするのモーモーありだと思いました^_^
はい、バイクに乗れるだけで行動範囲が広がります!