屋久島の外周道路は130㎞。
9割が森ですが海岸線付近にある外周道路は平坦な道が続きます。
島の交通量は少なめ、信号が設置されている場所は大きな集落の中心部だけなのでどこにも立寄らなければ3時間で一周できます。
今回は、レンタルバイクで屋久島一周した経験についてお伝えします。
屋久島の豪華ホテル「JRホテル屋久島」
屋久島は杉を切り出すためのトロッコはあっても旅客鉄道はありません。
しかし、電車はなくてもJR資本の立派なホテルが営業されています。
場所は島の6時方向、尾之間(おのいだ)地区。
円柱型4階建て海沿いの断崖絶壁に建つ豪華なホテルです。
屋久杉ツアーのガイドが、オススメしていたホテルだったので、海を眺めながらお茶を飲みたいと立ち寄ったところ6日間の休館期間に入っていました。
仕方なしに建物の周りを1周しましたが、庭がキチンと整備されていて気持ちよく滞在できるホテルの印象を受けました。
1月35日雨が降るといわれる屋久島ですが、南部は天候が異なるといわれています。
南側の部屋からは太平洋、北側は世界遺産の森。どちらを選んだとしても損することがない眺望を楽しむことができると思います。
観光名所、千尋の滝(せんぴろのたき)
島の5時方向、海岸線から1㎞内陸に入り込んだ場所にあるのが千尋の滝(せんぴろのたき)です。
日本の平均降水量の2倍以上の雨が降る屋久島には100本以上の川が存在します。
数ある川の中で南東方向に流れる代表的な支流が鯉之川。
その流域に高さ60mの花崗岩の崖がありそこを流れ落ちるのが千尋の滝。
「尋」とは六尺(1.8m)の高さを表します。
正確な高さは33尋ですが、壮大なV字谷から流れ落ちる滝は一見の価値があります。
猿川のガジュマル
島の4時方向、海岸線から500m内陸に入った場所に樹齢100年のガジュマルが生い茂るエリアがあります。
駐車場に車を停めて50mも林を分け入ると高さ20mの立派なガジュマル林が続きます。
何でガジュマルばかりが自生しているのか分かりませんが、繁茂面積の広さは日本一。妖怪のような形をした大木が連なる姿は圧巻です。
この場所は無料で開放されている代わりに、遊歩道等が整備されているワケではありません。
倒木がある、石が至る所に転がっていて歩くのが難儀な場所も何か所もあります。
また、思ったよりエリアが広いので調子に乗って奥まで行くと駐車所へ戻るルートを見落とすことになるので帰路を確かめながら行動することが大切です。
見応えがある場所なのに訪れる人はごくわずかなレアスポット。
世界自然遺産、ヤクスギランド
標高1000m付近に生い茂る樹齢1000年以上の屋久杉を効率よく見てまわれるヤクスギランド。
島の4時方向、内陸に8㎞程入り込んだ場所にあります。
ヤクスギランドの全長は3㎞、体力や時間に合わせて4つのコースが準備されています。
私が到着した時間は15時。施設が閉まるのは17時半。最長の150分コースに挑戦しました。
整備された遊歩道や橋を進むと人の顔を思わせるようなコブのある仏陀杉、倒れ込んだ木がそのまま合体した双子杉など特徴を捉えたネーミングの屋久杉を見てまわることができます。
入場料:大人1人500円。歩道や看板、トイレなどの環境整備に使われるのですからなんとも良心的です。
まとめ
この日の走行距離は153.6km。
1日かけて興味ある場所に立ち寄りながら島一周するのに丁度いいコースでした。
排気量50㏄のバイクだとスピードが出しづらくて物足りない印象もありましたが、出発時間が遅くならなければ一日で周り切ることができます。
屋久島滞在期間:2022年1月10~15日
屋久島ホテルいいですね。旅の宿も重要なポイントですね。情報提供ありがとうございます
是非、御家族で訪れる機会があったら行ってみてください。