経済発展を遂げながらも、往年の穏やかな空気を残すマンダレー
近年、人気上昇中の観光地ミャンマー第2の都市マンダレー。
古くからエーヤワディー川を往来する交通の要所として栄え、1858年に王都となった歴史を持つコンバウン朝の古都。
町は碁盤の目状に整備されていて、その規模は東西6㎞×南北8㎞と広い。
北に町を一望できるマンダレーヒルがあり、王宮やマハムニパゴダ、世界遺産のクドードォ・パゴダなどを見下ろすことができる観光スポットです。
ミャンマー最後の王朝の跡、コンバウン朝の王宮
マンダレー観光の目玉は、町の中心に位置している王宮。
一辺の長さが約3㎞、正方形の敷地が高さ8mの城壁で囲まれています。
敷地内には立派な門、宮殿、時計台、博物館があります。
残念ながらオリジナルは第二次世界大戦中に消失、現在建っているのは1990年代に再建されたもの。
王宮の警備に当たっているのは、現役のミャンマー陸軍の方々。
他の観光地よりもピリっとした空気が流れています。
<旧王宮の基本情報>
開館時間:8:00~17:00(無休)
入場料:1万チャット(約800円)
その他:外国人は東側入り口でパスポートを預ける必要があります。
世界の教典を納めた驚異の仏塔群クドードォ・パゴダ(世界遺産)
仏陀の説教を大理石に刻んだ石板が、729個の小仏塔に納められている不思議な空間。
制作には大量の石職人は元より、2400人のお坊さんが集められ、長い製作期間を要した。
真っ白い小仏塔が境内を埋め尽くしインスタ映え空間を醸し出しています。
地元の女子やカップルはもちろん、フォトウエディングのホットスポットとして大人気。
<クドードォ・パゴダの基本情報>
入場無料
開館時間:5:00~19:00(無休)
王宮を望む仏教聖地マンダレーヒル
王宮の北側に位置する標高236mのマンダレーヒル。
丘全体が寺院という壮大なつくりで、7合目付近まで乗り物で行き、そこからエスカレータを使って山頂に上ります。
山頂から7合目まで降りるのはエレベータを使いますが、降りる直前に停電になったため、徒歩にて下山しました。
山頂の見物はマンダレー最古の仏塔と眼下に広がるパノラマ風景。
料金所が設置されていて、係員に呼び止められた人は1000チャット(約80円)を払いシールを胸につけます。
私が訪れたときは、遠くに霞がかかっていてクリアーな景色が見れませんでした。
料金の徴収の仕方が不公平だったことで不満は残りましたが、マンダレーまで来たら立ち寄りたい場所である。
<マンダレーヒルの基本情報>
開館時間:6:00~21:00(無休)
マンダレーヒル山頂入場料:1000チャット(約80円)
カメラ撮影料:1000チャット(約80円)
モンユアからマンダレーへの移動はバスで約3時間
モンユア~マンダレーはバスで3時間です。
1時間に1本の頻度で運行されていますが、エアコンのついていない便に乗ると、体力を奪われます。
前日にバスのチケットを押さえる必要もなく、バス停で次に発車するチケットを購入するだけで乗れるのはありがたい。
モンユアバスターミナル1300発→マンダレー西側にあるThiri Mandalar Highway Bus Station 1615着 エアコン無バス2000チャット(約160円)途中トイレ休憩あり
1泊$10~150の幅広いホテルがラインナップ
Booking.com で「マンダレー」と検索すると、数多くのホテルがヒットします。
1泊の値段は$10~150。
町の面積、経済規模も大きいので当然の結果です。
私は、町の観光をしようとは考えていなかったので、主要観光地にアクセスしやすい王宮西側に投宿しました。
1泊、約$20の部屋でしたが、掃除も、空調もWi-Fiも問題なく快適に過ごすことができました。
ホテルで提供される朝食以外は、屋台で売られている、ゆでたトウモロコシと、ゆでた落花生を日替わりで食べていました。
紫と黄色のコーンが混ざる品種のトウモロコシは、もち米のような食感で、癖になるおいしでした。
まとめ
1. ミャンマー第2の都市マンダレー、町が広い分見どころも多い
2. 町のシンボルである王宮は、90年代に再建されたものであるが一見の価値がある
3. 世界遺産クドードォ・パゴダは絶好のインスタ映えスポット
4. 町を見下ろすマンダレーヒル、行く価値が低い気もするが、ここまで来たら是非
5. モンユア~マンダレーの移動は、バスは1時間に1本あるが、エアコンなしのことが多い
6. 多くの宿泊施設がある
今回の記事は、マンダレーの基本観光地に関するモノです。
市内から足を延ばすととっても素晴らしい景色をみることができます。
市内よりも郊外がお勧めです。
マンダレーに滞在した期間:2020年1月24~27日 この後は「ニャウンシュエ」に移動