億万長者の旅ブログ(ミヤンマー2020年)

ゴールデンロックの日の出日の入りを見るために払うコスト

料金の高い宿泊施設しかないゴールデンロック周辺

ゴールデンロックのふもとベースキャンプとチャイティーヨー山頂を結ぶ交通手段はトラックに荷台を付けて、乗客を詰め詰めに押し込むフェリーと呼ばれる乗り物です。

トラックを改造した乗り物「フェリー」(撮影:生方正)トラックを改造した乗り物「フェリー」(撮影:生方正)

このフェリーの運航時間は朝6時~夕方5時半。
片道40分で上り降りできたとしても、日の出、日の入りを見ることはできません。
つまり、日没を見るためには、ゴールデンロックのおひざ元であるチャイティーヨー山頂に宿泊する必要があるのです。
ここで問題なのが、山頂付近に宿泊施設が少ない、その宿泊料がバカ高いということです。
元来節約思考の私は悩みましたが、ここまで来て、ゴールデンロックの夕日も朝日も見ない方が勿体ないという結論に至り、宿泊場所を探すことにしました。
予約なしに小さなホテルに飛び込んだものの満室と断られ、次に、規模の一番大きなホテルに飛び込むと、部屋はあるけど、1泊の値段は驚きの$100‥‥(汗)

宿泊料$100のホテル(撮影:生方正)宿泊料$100のホテル(撮影:生方正)

流ちょうな英語を操るフロントの女性はとっても高飛車、言い方に腹が立ちましたが、部屋がなくて困るのはこちらです。
すぐにbooking.comで同じホテルを検索して、オンライン上から$70の部屋を予約しました。
その場で、宿泊料を30%ディスカウントしたことになります。
しかし、当てがわられた部屋は、ホテル内で最低クラスの部屋でした。
私が2週間、ミャンマー国内を旅行した経験から試算すると、この部屋の宿泊代は、安くて$15、高くても$35以上は取れないと感じました。

一泊70ドルの部屋(撮影:生方正)一泊70ドルの部屋(撮影:生方正)


私は、このホテルが「ボッタ食っている」と文句をいいたい訳ではありません。
値段は需要と供給で適正なところに落ち着くのが世の常なので、この値段でも十分にお客さんを呼ぶことが可能なんだと思います。

不動産は立地が命

「不動産は1に立地、2に立地」。原油が高くなっあとは「3にも4にも立地」という言葉を聞いたことがありますか?
つまり、不動産は立地で決まる。
石油が値上がりすると、移動コストが高くなるので、立地の重要性は更に高まる。ということです。
このホテルは、ゴールデンロック観光する人にとって、とってもいい場所に建っています。

ホテルの屋上からの眺め(撮影:生方正)ホテルの屋上からの眺め(撮影:生方正)

フロントで「日本人の宿泊客は多いのですか?」と尋ねたら「多いです!」「本日も団体客の宿泊予定が入っています」と回答されました。
事実、日没前にフロントでスマホをいじっていると、多くの日本人、中国人の団体客が慌ただしくチェックインをしていました。
団体客を受け入れるということは、旅行会社にマーチンを抜かれる。
何パーセント抜かれるのかは判りませんが正規料金の25%だとしても、このホテルの部屋数は100室強。ハイジーズン中80%稼働していれば1日6000ドル以上の宿泊料が入ります。
部屋数が多ければ従業員を多く雇う必要があります。
また、ここのスタッフは他のホテルに比べ流暢な英語を話すので、採用条件を上げているか、雇用後に教育をしているはずです。
さらに、フロント業務に当たるスタッフは統一した黒色のスーツを着用。
こうった所にコストがかかっていることが見えるのですが、私個人的にはミヤンマー人の緩かさが消えてなにか冷たいホテルといった印象を持ちました。

立地がいいホテルは、改善よりも拡大が大切?

翌朝の無料の朝食は、想像通りの手の込んでいない内容でした。
前日のバゴーで泊まった、1泊$30のホテルの朝食の方が格段においしかったです。

ホテルの朝食(撮影:生方正)ホテルの朝食(撮影:生方正)

この高い宿泊施設に宿泊して学んだことは、立地のいいホテルは、カビ臭い部屋でもマズイ朝食を提供しても3倍以上の値段がとれる!ことです。
客からの要望、クレームは余程のことがない限り対応、改善はしません。
なぜなら、対応しなくても団体客が予約を入れてくれるからです。
団体客はキャパシティーの狭いホテルに予約を入れることはしないので、チャイティーヨー山頂付近の宿泊施設はほぼ独占状態で集客が可能なのです。

敷地内に20室規模の客室を増設中でした。
ミャンマー観光がより注目されれば、必然的にゴールデンロックに訪れる観光客は増ます。
私は、この地主、ホテル経営者を大変羨ましく思いましたが、私だったらクオリティも上げると思います。

高い宿泊料を支払わなリスク

貧乏バックパッカーは、この高い宿泊料を節約するために、ミャンマー人同様、境内で野宿を選ぶ人もいると思います。

夜の境内の様子(撮影:生方正)夜の境内の様子(撮影:生方正)

しかし、外国人はホテルでの宿泊が義務付けられているようです。
無理して野宿に挑戦しても浮かせられるお金は7千円。
数千円をケチって体調を崩す、野良犬にかまれる、モノが盗まれるなどのリスクをとることの方が高くつきます。
特に、雨季の参拝は悲惨でしょうからホテルに宿泊してください。
オフシーズンなのでホテル代も安くなっているはずです。
安くなっていなければ、交渉するのみです。

まとめ

1. ゴールデンロックの夕日を見るのには、山頂付近の宿泊施設に泊まるしか選択肢がない
2. いい立地に建つホテルは、3倍の宿泊料金でも客が入る
3. 立地がいいホテルは、サービスの改善よりも、規模の拡大を目指す
4. 外国人はホテルでの宿泊が義務図けられているほか、野宿にリスクがある

高い宿泊料を支払うことで学んだ、不動産の本質に関するお話でした。

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ABOUT ME
生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員/カポエリスタ 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

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