郊外に点在する鍾乳洞、その中に仏塔や仏像を建て洞窟自体を寺院にしてしまったパアン独特の観光スポットをご紹介します。
ベールを脱いだミャンマーの秘境パアンとは?
パアンはヤンゴンから200㎞東に位置するカイン州の州都。
少し前まで、国内の紛争がくすぶっていたため外国人が立入るのには特別許可証が必要だった場所。
つまり、ベールで被われていた秘密のエリアが最近に解放されたということです。
この町の特徴は、自然豊かな平らな地形。
椰子のはえる水田地帯の中に無数の切り立った岩山があり、その中に形成された鍾乳洞に仏塔や大仏を祀(まつ)った洞窟寺院があることです。
私がミャンマー入りしたときは、パアンの存在を知りませんでしたが、ヤンゴン在住の友人に強く勧められ訪れたら、インレー湖、バガンに続く思出深い場所となりました。
ヤテピャン洞窟寺院!自然と一体化した仏像とパゴダは必見
入口は仏塔に、座像(ざぞう)、涅槃物(ねはんぶつ)で彩られています。
洞窟の全長は約433m。鍾乳洞の途中にも小さな大仏や仏塔が安置されています。
洞窟を抜けた西の崖から見下ろす景色は、水田が逆光でキラキラ光り、神々しさを感じる景色でした。
入り口には、猿の群れが生息しています。
彼らは、観光客が餌を上げるので人間を恐れません。
油断していると、モノをふんだくられることになります。
パアンの洞窟 サダン洞窟寺院
鍾乳洞をミャンマー的な仏教テイストにしたアミューズメントパーク。
裸足で長い距離を歩くので足ツボマッサージするのと同時に、草履の有難味を感じる修行ができます。
パアンのシンボル的存在・チャウカラッ・パゴダ
シャンパンを飲むときに使うフルートグラスのような奇岩。
そこの上に白いパゴダが建っています。
僧侶がお祈りをしている中腹の祠(ほこら)までは上ることが可能です。
きっと、夕暮れ時に来たら、さらにきれいな景色を見せてくれることでしょう!
パゴダを囲む池の魚は、参拝者が投げ入れる「フ」を豪快に食べていました。
パアン観光の移動
見どころ満載のパアン観光。
しかし、それぞれの見どころが離れているので、自転車ではとても回れません。
未舗装の道路も多く走行しづらい道もあるので車をチャーターするか、バイクで移動する必要があります。
バイクで移動する場合、気温が高くなる2時前後は、休ませながら走らないとバイクのラジエターの警告サインを点滅させることになります。
ドライバーにとって、厳しい暑さなので、水分補給しながら、焦らずに回って下さい。
ホテルで借りたレンタルバイク:朝から20時まで使って8千チャット(約640円)
私の宿泊したホテルでは燃料満タンで返却する必要はありませんでした
キンプンからパアンまでの移動
キンプンからパアンに行く直行バスはないかもしれません。
というのも、キンプンを出発して45分経過した頃、バスを乗り換えるよう言われ下車、その後、バス停で15分待ったあとにパアン行のバスに乗車。
乗り換えても追加料金は発生しませんでした。
パアン近郊まで来ると、小高い岩山が現れ旅情をかき立てられます。
キンプン 1045発→ X地点(バスドライバーに言われたバス停で下車) 1130着 X地点 1145頃発→パアン 1400着 エアコンバス 通しで8千チャット(約640円) 乗換え:1回 給油:1回
まとめ
1. パアンは長いこと外国人が立入ることが難しいエリアだった
2. ヤテピャン洞窟寺院の見どころは鍾乳洞を抜けた崖から見た田園風景
3. サダン洞窟寺院では、滴り落ちる音を聴きながら幻想的な風景を楽しむ
4. チャウカラッ・パゴダ、フルートグラスのような奇岩の上に建つパゴダ
5. 移動距離と悪路を考慮すると、移動はエンジン付きの乗物を選択
6. キンプンからパアンまでの移動はバスを乗換えて3時間15分
強い日差しを浴びながらあちこちの観光地を巡る様子は冒険している感じでした。1日行動するとかなり体力を奪われるので、体調を整えてから臨む必要がありそうです。
パアンに滞在した期間:2020年2月2~月4日 この後「イェー」に移動
魅力的な場所ですね。いつか訪れてみたいです。
YUMIKOさん、とっても魅力てな場所でした。
いつか訪れてみてください^_^