沖縄の有名リゾート地と言えば「読谷」「恩納村」「豊見城」。
それ以外にも美しいビーチが多数ある沖縄は、世界中から観光客が押し寄せる場所です。
私は、「リゾート地で、のんびり過ごすことは人生の中で大切な時間」だと考えます。
反面、多くの方は、忙しいスケジュールをやり繰りして、往復に5~6時間、高い交通費を支払っているのに滞在日数が4~5日なのは“勿体ないこと”と考えます。
私はサラリーマン時代に節約、投資を続け「億」の資産を築き5年前に時間に縛られる生活から卒業しました。
20年以上、経済合理性を追求して来たので「高級リゾートホテルで5日間過ごすより、宿泊費を1/6に抑えて1か月間ゲストハウス等でゆったり過ごした方が得」この様に思考します。
今回は、2022年2月に泊まり歩いた沖縄本島。その中で近年注目を浴びだしたビーチリゾート「今帰仁村(なきじんそん)」でのロングステイについてお伝えします。
なきじんゲストハウス「結家」はゲストの心を掴む
私が今帰仁(なきじん)」という場所を知ったのは2021年12月。
1月~3月、沖縄本島ロングステイの下見に那覇を訪れたとき「沖縄で1番オススメ宿は今帰仁の『結家』だ!」と、写真を交え熱く語る女性に会ったからです。
「今帰仁」聞きなれない地名が頭にこびり付き、帰宅後に調べると「大規模な観光開発が行われていないキレイなビーチ周辺に複数のコテージが作られ宿泊客が増加傾向にある場所」。
「今後、話題を集めるリゾート地になる」このようなイメージを持ちました。
そんな、素敵なリゾート地にあるオススメ宿が「なきじんゲストハウス結家」です。
海を見下ろせる小高い丘の上に建っているため1日中海を眺めることができます。また、目の前にビーチがあるので、水着で出かけて海からあがったらシャワーを浴びて部屋に帰れます。
天候が悪い日は、リビングのソファーで一日ボーッとする。
もしくは、パソコン仕事の合間に海を眺めて目と心の疲れを癒せる素敵な空間です。
結家の名物イベント「おかず交換会」
結家で毎日実施されるイベントは、20時に始まる「おかず交換会」です。
各ゲストが作った得意料理を持ち寄り、テーブルを囲みます。
広いキッチンは調理器具が充実していて調理しやすい環境が整っています。
定刻、各人が料理を取り分けた後、女将の「結姉(ゆいねえ)」が決めたテーマに沿って自己紹介と自分の意見を発表しながら談笑します。
もちろん、参加は自由なので外出する、一人で食事することも問題ありません。
食事終了後は、分担して食器洗いや会場撤収、掃除機をかけたあと解散です。
日本各地、海外から来た価値観の異なる方の話を聞けるとっても貴重な時間です。
近くの農家さんから新鮮な野菜の差し入れがあることもあり、「おかず交換会」のメニューはわりと豪華です。
料理が苦手な人が準備の段階で得意な人にアドバイスを受けるなど、コミュニケーションが生まれやすい環境です。
「結家」イベント「早朝ヨガ教室」
私が一番好きなイベントは、早朝ヨガ教室でした。
天気のいい日は、太陽の光を浴びながら芝生の上で、芝が濡れているときは50畳の広さのリビングで毎朝実施されます。
参加費無料。もちろん、参加したくない、寝てたい人は無理して参加する必要はありません。
通常、ヨガに参加したら1回1000円かかる内容を移動時間なし、無料で受けられるのですから参加しない理由はみあたりません。
「キレイな海を眺めながらヨガができる機会は人生において、そう多くはありません」とっても贅沢な時間であることに気付いたので9日間休むことなく参加しました。
夜中のイベント「電照菊見学」
沖縄の冬の風物詩「電照菊(でんしょうぎく)」。
菊の出荷量が2番目に多い沖縄県。今帰仁村周辺は菊つくりが盛んです。
菊は日照時間が短くなると花を咲かせる特性を持っています。つまり、夜間にLED電球等をあて続けることで出荷時期を後ろにずらすことができるのです。
そのため、夜間の菊畑は、夜、赤や緑、黄色の光に包まれた幻想的な場所になり、冬の観光名所の1つになります。
「結家」から車で5~6分離れた場所にある小高い丘から見下ろすイルミネーションは一見の価値があります。
因みに、赤い光は「開花の抑制」、青い光は「殺菌作用」、黄色い光は「蛾(ガ)の行動抑制」があるそうです。
一緒に電照菊を見に行った人に教えたら喜ばれるはずです。
「結家」名物「ドラム缶風呂」
キレイな海を見下ろせる「結家」の庭に1本のドラム缶が立っています。
スタッフにたずねると「ドラム缶風呂に使うためのモノで、無料で使うことができる」のだとか。
入浴を希望する人が3~4人集まったら、ホースを伸ばしてドラム缶に水をはって燃料用に集めた流木で沸かします。
沈む夕日を観ながら風呂に浸かれるなんて、なんとも贅沢なイベントです。
滞在していたのが2月上旬の寒い時期だったため「外でお風呂に入りたい」ゲストはいませんでしたが、別の時期に再訪したときは挑戦してみようと思います。
世界遺産「今帰仁城」で朝日を拝む
「結家」のイベントではありませんが、滞在中に実施しておきたかったことの1つに、世界遺産「今帰仁城」で朝日を拝むがありました。
「今帰仁城」の城壁の長さは1.5km。高さは最も高い所8m。
首里城の築城より古い13世紀に造られているのに全体の規模は首里城に次ぐ大きさです。
宿から城までの距離は5㎞。2月上旬の日の出は7時過ぎ。
6時半にバイクで出発すれば、堅牢な城壁の上で余裕を持って日の出を待つことができます。
結局この日の天気は曇り、キレイなご来光を拝むことはできませんでしたが、悪天候の続く時期に挑戦して雨に降られることなく城を見れただけでもよい思い出になりました。
レンタカーやバイクで移動している方はもちろん、移動手段がない方も宿で自転車を借りられるので挑戦する価値は十分にあります。
まとめ
ビーチが目の前、各種無料イベントが設定されている「結家」の宿泊料は、ドミトリー1泊2200円、個室3500円。
ありがたいことに7泊すると8泊目が無料になるので1泊当たりの宿泊料を1925円に抑えることができます。
公共交通機関を使って移動される方は、近くのバス停まで「結家」スタッフが車で迎えに来てくれます。
迎えの連絡を入れる前に「仲宗根」バス停で下車して、Aコープで滞在中に必要なモノを買いそろえて迎えの車に乗車すると無駄のない生活をスタートできます。
コロナの後に日本中を旅行しましたが、泊まった宿の中で3本指に入る思い出深い宿泊施設です。
※宿泊費を安く抑えるために各種旅行サイトからの申込みはでできません。宿泊希望者は「結姉」に直接連絡ください。
「結家」:090-8827-8024(受付時間08:30~23:00)
サラリーマン時代に節約と投資を継続された事が凄いと思います^_^将来の目標を明確にする事、学びを継続し実践する事の大切さがよく理解できました。
楽しい、旅行生活、憧れます^_^
節約と投資を続けることができたのは、自由に旅行に行く目的が決まっていたからです