落ちそうで落ちない不思議な岩、ゴールデンロック
ゴールデンロックの正式名称は「チャイティーヨー・パゴダ」。
標高約1100mのチャイティーヨー山の山頂付近にあるパゴダだからこの名前がついたと思われます。
高さ8m、重さ約560tの巨大岩を金色に塗りその上に同じく金色に塗られた7mの仏塔が乗せてあります。
仏塔の中にお釈迦様の髪の毛が納められていて、そのお力で絶妙なバランスがとられているのだとか。
ちなみに、全面金箔が貼られているのではなく、金色のペンキを塗った上に、立入りできる付近に参拝者が金箔を貼っているのが現状です。
ミャンマー人にとって神聖な聖地で、一生に一度、一族揃ってこの地を巡礼するのが夢です。
寝具持参で、パゴダ周辺で夜を過ごす人は1 晩に数百家族います。
※入域料1万チャット(約800円)
※ドローン使用禁止エリア
山頂のトラックターミナルからゴールデンロックまでの道のり
政府運用トラックの終点で下車したのちに、チェックポイントで入域料1万チャット(約800円)を払いゴールデンロックを目指します。
参道は、レストランやお土産屋はもちろん、荷物輸送サービスなど多様な商売人が店を広げています。
チャイティーヨー・パゴダ入り口には大きな門があり、そこで履物を脱いでから、手荷物検査(X線検査)を受けて1㎞近く歩くとゴールデンロックとご対面。
女性はゴールデンロックに触ることができないので、立入りが禁止されているエリアが2か所ありました。
また、ゴールデンロックに触れられるエリアに入るには、警察官が実施する手荷物検査を2か所通過する必要があります。
私は、GoProとスマホをバッグにしまい。検査している警官に預かってもらってから中に入りました。
ゴールデンロックのマジックアワー
日没前に再度訪れましたが、相変わらず参拝者で一杯です。
日の入りを撮るのには、礼拝場所がベストポディショと判断して、GoProを三脚に固定して沈む夕日を撮影。
薄明時に淡いピンクに染まる空と黄金の岩、見応えのある夕日でした。
日が落ちると、ライトアップが始まります。
さすがに金色、幻想的な雰囲気を醸し出します。
ロックと接している岩をよく見ると、絶妙なバランスで立っていることが分かります。
ミャンマーは、地震の発生がそこそこある国です、これはひょっとすると‥‥(笑)
日の出のゴールデンロック
日出1時間前にホテルを出てゴールデンロックに向かうと参道は参拝者で一杯でした。
まるで、大晦日の神社のような雰囲気です。
山頂付近は、洗面所で身支度を整える人、共用で使える顔に塗る「タナカ」でメイクをする人、お湯がでる蛇口でお茶を作る人など、必要なインフラが整っています。
日の出方向は東側、何も目ぼしい目標物はありませんでしたが、昇る太陽を見ると心がジィーンと温まります。
バゴーからゴールデンロックまでの移動
バゴーからゴールデンロックふもとのキンプンを結ぶバスの出発時刻は午前7時半、8時半、9時半の3便がありました。道路も舗装されていて快適に移動できます。
問題なのはキンプンからゴールデンロックのあるチャイティーヨー山頂までの移動です。
トラックの荷台に硬い座席を設置して、乗客をギュウギュウに詰め込んだ乗物で1時間かけ移動する選択肢しかありません。
料金は2千チャット(約160円)なので文句も言えません。1時間、ローカルなジェットコースターに乗っていると思い揺れを楽しんで下さい。
トラック乗り場で階段を上がって座席に移動。
手荷物を持っている場合は気をつけて!
バゴー 0930発→キンプン 1200着 エアコンバス 8千チャット(約640円) キンプン・ベースキャンプ 1230発→チャイティーヨ山頂 1325着 政府運営トラック 2千チャット(約160円)フロントシート3千チャット(240円)満席になったら出発
※雨の中での移動はかなりキビシイことになると思います
まとめ
1. ゴールデンロックは高さ8m、重さ約560tの金色の岩の上に7mの仏塔が乗っている
2. 敷地は裸足で移動、2度の手荷物検査をクリアしてから、男性はゴールデンロックに触れることができる
3. ゴールデンロックと沈む夕日の組合せは素晴しい
4. 日の出前から活気のあるチャイティーヨー・パゴダ、一見の価値あり
5. ふもとのキンプンからゴールデンロックのあるチャイティーヨー山頂までの移動はトラックの荷台。過酷な1時間となる。
1年に3回ゴールデンロックに詣でるとお金持ちになれるそうです。
私は偶然にも、午後、夕方~夜、明け方の3回お参りしたのでミッション完了です!
果報を寝て待ちたいと思います。
チャイティーヨーに滞在した期間:2020年2月1~月2日 この後「パアン」に移動