午後2時、うだるような暑さの「ボロンナウア」からバスに揺られること4時間弱、スリランカ第2の経済都市「キャンディ」に到着。
「キャンディ」は標高400㍍以上の高さに位置する熱帯気候のスリランカとしては涼しいエリアで、夜は肌寒さを感じる日もありました。
「キャンディ」の3大名物は、世界遺産の「仏歯寺」(ぶっしじ)、日用品からお土産が揃う活気溢れる「セントラルマーケット」、高地を活かした特産品「紅茶」です。今回は、3大名物の中の紅茶についてお伝えします。
スリランカ仏教の聖地「キャンディ」
スリランカ民主社会主義共和国の首都は?と聞かれたら9割の人が「コロンボ」と答えると思いますが、答えは「スリジャヤワルダナプラコッテ」です。
その前に首都だった場所が、ここ「キャンディ」。
1469年~1815年キャンディ王国の都、仏教の聖地として栄えた場所です。300年以上首都がおかれていたので建築に長い年月を要する王宮はもちろん、仏教施設が建立され保存されていることが評価され1983年に世界文化遺産に登録されました。
ちなみに、この町にある周囲長3.4㎞の湖「キャンディ湖」も王様の命令により12年の歳月をかけて造られた人造湖。当時は湖の中央にある島と王宮が地下トンネルでつながっていのだとか‥‥!
旅行者が紅茶を飲むのに人気の「ムレスナのカフェ」と「クイーンホテル」
旅行者が紅茶を飲むのにお奨めなのは「ムレスナのカフェ」と「クイーンズホテル」
どちらも利便性の良い場所にあり外国人に人気のカフェです。
「ムレスナ」はスリランカを代表する紅茶ブランドのお店。
2階のこじんまりしたカフェでお茶を注文して味わい、気に入った銘柄があれば1階のショップで購入できます。
店構えも陳列も外国人にも納得するクオリテイが保たれていいます。
「クイーンズホテル」は1895年創業のキャンディを代表するホテル。歴史溢れるコロニアル風の外観は町のシンボル的存在になっています。
重厚感ある扉の向こうには、床は大理石、天井はシャンデリア。
奥にあるのはプールが望めるバーを兼ねたカフェ。
アンティーク家具に囲まれた素敵な空間で紅茶を頼んでも1杯400ルピー(240円)おまけに出された紅茶はポットに入れられていて2杯以上とれる量。
注文してから提供されるまでに10分以上かかりましたが、その間はプールサイドで建物や花を眺めることができる有意義な時間を過ごすことができます。
キャンディの歴史あるクイーンホテルで味わうアフタヌーンティー
紅茶の名産地「スリランカ」、国内に多数の産地があり、「キャンディ」はウバ、ヌワラエリアとならぶブランドとして世界中で知られています。
「キャンディ」の紅茶は、渋みが少なく、癖もなく飲みやすいといわれているのですが、提供された紅茶に砂糖もミクルも加えることなくテイスティングしましたが、残念ながら格別にうまいとは思いませんでした。
しかし、歴史ある風情がある空間がとっても心地よく、他に2~3組のお客さんしかいなかったこともあり長居をさせていただきました。
支払いのときに困ったのは、別々に分けられていた会計をカードで決済したつもりが、スタッフが合算して会計していなかったこと。
片方の会計が終わったあとに機械が調子悪くなり、会計ができなくなったので、現金で支払おうと思ったらレジに十分なお釣りが用意されていませんでした。
仕方がないのでカードリーダーの電源を入れ直して会計を済ませるなど、会計を済ませるのに15分もかかってしまいました。
高級ホテルのカフェでこの状態、スリランカ人のアバウトさに呆れると共に、日本人の繊細さに感謝できる1日でした。
まとめ
キャンディに行く機会があったらクイーンホテルに立ち寄る価値は十分にある。
紅茶の味が大したことなくても100年以上の年輪を刻んだ空間を見ないで素通りするのはもったいない。コスパの高さにも驚くことになるはず!
スリランカに滞在した期間:2019年1月4日~16日
しばらく、キャンディに滞在したのち電車でエラに移動