死ぬ前に達成しておきたいことの1つに「バイクで日本一周」があります。
この夢を実現するために旅にでました。
バイクは買って間もないホンダ・ハンターカブ。
排気量125㏄、高速道路を走れないため3分割して周る予定です。
今回は西日本、九州、四国を周って日本海沿いで帰宅する予定。
本日10日目、宮崎~日向市美々津(みみつ)までの移動です。
ツーリングのルール
(ア) 期間は5月2日~27日以内。
(イ) 搭載する荷物を減らすためにキャンプ道具なし、宿泊はビジネスホテルか旅館。
(ウ) 出発前の走行距離は500㎞。オイル交換後、初めてのロングツーリング、カブのいい点、悪い点を洗い出してブログにまとめる。
3週間早い梅雨入り宣言、涙を呑んで四国行きを断念
宮崎滞在3日目、まさかのことが起こりました。
例年より3週間早く梅雨入りしたのです。
宮崎から四国への移動はフェリーに乗れば数時間で移動できますが、数日後には四国も梅雨入りするので雨の中を走破することになります。
再来する手間を考えると口惜しいのですが、安全を重視して四国行きを諦めました。
帰路のコースは雨を避けるため日本海側を通って帰宅することにしました。
2~3か月後には「横須賀」~「別府」間のフェリーが就航する予定のため8月以降、別府から再スタートで四国を訪れることにしました。
雨天の走行の限界は雨量5㎜
梅雨入り宣言した宮崎。うかうかしていると大分や福岡も梅雨入りして雨に濡れながら帰路につくことになります。
そうならないためにすぐに出発する必要がありました。
しかし、ホテルをでる時間はバケツをひっくり返したような土砂降りです。
ロビーで2時間雨宿りをさせてもらい小降りになった頃合を見計らって出発しましたが30分も走ると土砂降りになりました。
幸いにもレインコートと靴がゴアテックス製品なので、服まで濡れることはありませんでしたが、ズボンの裾と靴の間に少しでも隙間ができると雨水が流れ込んできます。
また、ヘルメットシールドを下げないと雨粒が顔に当たって痛い。しかし、下したままだと自分の息によりシールドが曇る。そもそも、付着した水滴を手で拭って視界を確保する必要がありました。
雨の中走行した10号線は交通量が少なくて助かりましたが、それでも大型車が横を通過すると路面に溜まった雨水が跳ね上げられ安全に走ることが困難な状態でした。
60㎞走行した時点で別府まで走行することは不可能と判断して予約した温泉宿の宿泊日を変更してもらい、すぐ近くの宿に予約を入れました。
この時得た教訓は、装備がしっかりしていれば「本降り」といわれる降水量5㎜までは走行可能であるが6㎜を超えたら危険である。ということです。
室町時代から貿易港として栄えた「美々津町」
別府へ行くことを諦めて近くの宿泊施設を予約しました。
近くといっても予約がとれたのは8㎞先の美々津町というところでした。
ひなびた海沿いの旅館をイメージしていましたが、美々津の町は江戸~大正にかけて木材の一大供給地として栄えた港町でした。
100年以上前に建てられた古民家が建ち並ぶ歴史ある街並みが印象的です。
私が予約を入れた宿泊施設は「ゲストハウス 圭ノ屋(たまのや)」
土砂降りの中、いきなり予約を入れて訪れた私に入浴、洗濯、除湿器と準備をしてくれたうえに、外食にいけない私のためにお弁当まで買ってきてくれるホスピタリティ溢れる宿でした。
宿のご主人は、サーフィンを愛する柔和な方。お話がとっても上手でご主人の前職の話で1時間近く盛り上がりました。
朝食は旅館の離れにある立派な古民家で鴨肉がトッピングされたうどんを食べました。“あごだし“からとったスープがとってもおいしく、機会があったらまた伺いたいと思いました。
土砂降りでなければ立ち寄ることは絶対になかった美々津。
悪天候のお陰で思わぬ穴場スポットにめぐり逢い、人の優しさに触れることができました。
まとめ
本日の走行距離70㎞。
土砂降りの中の走行でしたが、ハンターカブの不具合はありませんでした。
天気が良ければ風を感じながら気持ちよく走れるツーリングですが、雨の日は危険を伴う苦行です。
ツーリングは余裕ある計画と天候状況の把握を心がけることが大切なことを身に染みて感じました。
雨の☂️バイクレポートありがとうございましたある意味危険ですね。
回避して行動される当たり流石、海の生活でマスターされていると思いました。リスク回避勉強になりました^_^
できるだけリスクは下げたいものですね!