億万長者の旅ブログ(タイ)

ピンクガネーシャ 3倍のスピードで願いが叶う、タイの映えスポット

2000年初頭からSNSで目にするようになったド派手なピンクガネーシャ。
像が在る場所はタイ王国の首都 バンコクの東、チャチューンサオ県内のお寺です。
バンコクから2時間もあれば行けるため、日程を1日削っても訪れてみたいスポットです。
今回は、バーンパコン川の畔に鎮座しているド派手な仏像、ピンクガネーシャについてお伝えします。

ガネーシャに願いを唱える方法はネズミに耳打ち

ガネーシャの横幅は24m高さ16m。お肌の色は真ピンク、身に付けている装飾品は金色。寝姿がとっても愛くるしく、インスタ映えする写真が撮れます。
「3倍のスピートで願いが叶う」といわれているガネーシャですが、参拝所は設置されていません。
願いを唱えるには、ガネーシャを取り囲む14匹のネズミに伝言します。
ねずみは、槍を持つ者、金の袋や大きな線香立てを抱える者など、それぞれの役割を担っています。
その中でもガネーシャの正面で、賽銭箱を抱える2匹の白ネズミは特殊な能力を身に着けているといわれているため参拝者が列をなしています。
願い事は、左右どちらの耳から伝えてもご利益は変わりませんが、唱えるときに逆の耳を手で塞いで反対側に抜けてしまうのを防ぐことがコツです。
ネズミの身長は160㎝。耳が頭頂部より高い位置に付いているため、女性、子供でも願いが伝えられるように踏み台が設置してあります。

タイ人参拝者は、自分のお誕生日の曜日と同じ色のネズミに祈願する人が多いようですが、自分の誕生日の曜日が分からなかったので1番人気の白ねずみに願いを託しました。

ガネーシャを取り囲むねずみ(撮影:生方正)ガネーシャを取り囲むねずみ(撮影:生方正)

ピンクガネーシャのお肌の秘密

ピンクガネーシャは、故プミポン国王83歳の誕生日を記念して2011年に作られました。
お肌がピンク色に塗られた理由は2007年、脳虚血発作で入院した国王が退院された時にピンク色のブレザーを着用していたことからタイ国内でピンク色の服が大流行しました。
ピンクが「国王の健康を保つパワーを秘めた色」として国民に認識されたので選ばれたようです。

ピンクガネーシャの後ろ姿(撮影:生方正)ピンクガネーシャの後ろ姿(撮影:生方正)

参道に配置されている微妙なキャラクター

寺院の1番の見物はピンクガネーシャですが、それ以外にも何点か存在します。
150m続く参道は「ドラえもん」「Dr.スランプ アラレちゃん」など日本のアニメキャラクターは勿論、アメリカの「トランスフォーマー」など多くの巨大フィギアが陳列されています。
忠実に再現されているモノもあれば、「一休さん?」「違うの?」判断に迷うモノも交じっていてクイズをだされているかのように楽しむことができます。
大量のフィギアは使用権を取って展示しているかについては不明ですが、子供に親しまれるキャラクターで寺院を楽しい場所に変えるタイ仏教界の柔軟性に脱帽でした。

参道に配置されている各キャラクター(撮影:生方正)参道に配置されている各キャラクター(撮影:生方正)

「ワット サマーン ラッタナーラーム」への道順

ピンクガネーシャのある「ワット サマーン ラッタナーラーム」へ行くには、バンコク東バスターミナル(エカマイ)から1日10本程度ある「チャチャンサオ」行のバスに乗ります。
交通の要所である東バスターミナルは、行先別にチケットブースが密集しています。
行先の表記は当然ながらタイ語です。小さく英語表記されている場所もありますが、聞きなれない地名のため英語を見てもピンと来ません。
しかし、「チャチャンサオ」行のブースはカタカナで「ピンクガネーシャ」と表記されているため、カタカナを目印に探すとすぐに探しあてられます。
片道運賃105B(420円)、乗車時間1時間半。シートピッチは広目で道路が整備されているので快適なバスの旅です。

バンコク東バスターミナル(撮影:生方正)バンコク東バスターミナル(撮影:生方正)
チケットブース(撮影:生方正)チケットブース(撮影:生方正)
バス乗り場(撮影:生方正)バス乗り場(撮影:生方正)

チャチャンサオバスターミナル下車後は小型トラックの荷台を改造したローカル交通手段「ソンテウ」に乗換えます。
ターミナル内にソンテウが停車する一角があるため見落とすことはありません。
ソンテウの行き先はタイ語表記ですが、「ワット サマーン ラッタナーラーム」行はガネーシャのイラストが車体に描かれています。
「ワット サマーン ラッタナーラーム」便は、朝8時~18時、30分間隔で運行されています。
もちろん、最低人数に足しないと出発しないので時刻表はあくまでも目安です。
乗車率は90%。荷台に設置されたシートに座るためエアコンはありませんが、直射日光を避けられるように幌がついています。
料金は40B(160円)、片道10㎞移動してこの値段はとってもコスパが高いといえます。
目的地である「ワット サマーン ラッタナーラーム」は終点。
便数、ルートといいアクセスし易い場所なので、旅慣れた方ならツアー代を支払って参加しなくても上記交通手段で格安に訪れることが可能です。

ソンテウに描かれているガネーシャ(撮影:生方正)ソンテウに描かれているガネーシャ(撮影:生方正)

まとめ

「ワット サマーン ラッタナーラーム」境内はそれほど広くないため1時間あれば周り切れます。
食事するお店、お土産屋も充実しているうえに観光地としては控え目な料金設定でした。
「本当に願いが叶う」かに関しては不明ですが、バンコクから小旅行として訪れるにはいい場所だと思います。

訪問時期:2023年2月

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生方 正
生方正(うぶかた ただし) 明治大学サービス創新研究所研究員 高校卒業後に海上自衛隊に入隊。 海上自衛隊で映像に関する部内教育を受けたのち写真員となり、インド洋給油支援活動、環太平洋合同訓練など多くのミッションに参加。 撮影した写真は、部内は元より、国内外の新聞、雑誌、TVに採用され、その功績により7度の表彰を受ける。 勤務の傍ら、各種節約術を駆使しながら貯蓄を行い、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資等を実施することで「億」の資産を築く。  入隊時の目標であった「南極に行く」「幹部自衛官になる」「億万長者になる」をすべて達成した現在は、アーリーリタイアを遂げ、花粉の飛ぶシーズンは海外に所有する別荘に滞在。それ以外は各国を旅している(訪問国:7大陸33カ国)。 著作:「高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法」(あさ出版)、「攻めの節約」(WAVE出版) 朝日新聞社Webメディア「telling」にて『ミレニアル女子のための「新しいお金との付き合い方」101のルール』を連載。 オンライン授業Schooでお金に関する授業を担当。 会員数900万人 ママ向けメディア「ママスタセレクト」では、生活コスト削減コンサルタントとして節約情報を配信中。 テレビ出演:AbemaTV「AbemaPrime」、BS朝日「南極日和」 ラジオ出演:NHK第1「小藪とみちょぱのとりしらベイビー」他 多数 掲載:「PRESIDENT」「女性セブン」「SPA」「日刊ゲンダイ」「マネー現代」「からだにいいこと」「アゴラ」「小学館8760」「AERA」「家主と地主」他 多数 YouTube:「本要約チャンネル」「フェルミお金大学」「越境3.0」「隣の金持ち探偵団」「【特撮と投資】ルネ岩田」「時間管理の専門家 石川和男の 『ビジネスパーソン・チャンネル』」「【沖本るり子の大部屋『著者の本棚』」「インベスターズTV」「朝カツ大盛り!!YouTubeライブ」         

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